整理して投げ返す

仕事を進めていると、
相手といろいろな交渉する場面があります。
そんなとき、
こちらの都合ばかり言っても話し合いは進みません。

そんな時は、
まず相手の話をじっくりと聞き、
相手の話を理解した上でこちらの主張を伝えることです。

結局はそのほうが、
こちらの主張は伝わりやすいようです。

そのとき、
役に立つのが「質問」です。

相手の話を聞くといっても、
ただ黙って聞いているだけではダメです。

ポイントは、
話をしている側が
「自分の話がちゃんと伝わった」と安心できるかどうか、
という点です。

ただ黙って聞いているだけでは、
「この人はさっきから『うん、うん』言っているけれど、
ホントにわかっているのだろうか？」と不安になり、
話し合いの効果が半減します

では、相手の話を十分に理解したことを証明するためには
どうしたらよいのでしょうか？

一番有効な方法は、
相手が言ったことを「自分の言葉で整理して投げ返す」ことです。

相手がひとしきり話し終えたら、
次のようなことを質問してみるのです
「あなたがお話された内容は、○○ということでよろしいですか？」
それが相手が言いたいことと合致していれば、
「ああ、この人はわかってくれているな」
と満足するし、
違っていれば「それは違う。こういうことだ・・・」
と違っているところだけを説明することになるでしょう。

そして、
その説明が終わったあと、
再び同じように聞いてみましょう。

それを繰り返せば、
話の内容が完全であると相手は確信するはずです。

聴いてもらえたという実感を残すには
相手の言葉を「整理して投げ返す」こと。

3月19日(木)のつぶやき

　神谷和宏　@coachkazu　06:05

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