経堂めぐみ教会

日曜礼拝のメッセージ動画です。

9月18日 敬老の日礼拝

2016-09-20 09:08:10 | 礼拝
聖書:Ⅱコリント4:16~5:5
メッセージ:“内なる人は日々新たに”
特別音楽:モーツァルト“ピアノソナタ10番”


1.内なる人は日々新たにされる

(16)「ですから、私たちは勇気を失いません。たとい私たちの外なる人は衰えても、内なる人は日々新たにされています。」
 年齢とともに体は衰えていきますが、心とたましいは日々信仰によって新たにされます。「あなたの一生を良いもので満たされる。あなたの若さは、鷲のように、新しくなる。」(詩篇103:5)神様はあなたに祝福を与え続け一生を良いもので満たされます。それゆえあなたの若さは鷲のように新しくされます。
 クリスチャンドクターの日野原重明先生は、104歳で今もお元気で活躍されています。毎日充実した日々を過ごすために「3つのV」を紹介しています。1つ目のVは「ビジョン(Vision)」です。ビジョンを描き、将来の目標、ゴールを立てることです。2つ目のVは「ベンチャ ー(Venture)」です。勇気ある行動、チャレンジして実際の行動に移します。3つ目のVは「ビクトリー(Victory)」です。成功、成し遂げることです。たとえ小さなことでも目標を掲げ、その実現のために挑戦し、成し遂げることです。年齢とともに体は衰えていきますが、気持ちはいつも元気でありたいと願います。


2.今の患難は永遠の栄光をもたらす

(17)「今の時の軽い患難は、私たちのうちに働いて、測り知れない、重い永遠の栄光をもたらすからです。」
 今受けいている患難は、将来において重い永遠の栄光をもたらします。この地上で受ける患難が大きければ大きいほど天において受ける栄光は大きいからです。ここでの患難はこの世と調子を合わせず妥協しない時に受けるものです。
 イエス様は山上の説教で言われました。
(マタイ5:10~12)「義のために迫害されている者は幸いです。天の御国はその人たちのものだから。わたしのために人々があなたがたをののしり、迫害し、ありもしないことで悪口を浴びせるとき、あなたがたは幸いです。喜びなさい。喜びおどりなさい。天ではあなたがたの報いは大きいから。あなたがたより前にいた預言者たちを、人々はそのように迫害したのです。」
 今の時の軽い患難は、後に重い永遠の栄光をもたらという約束の希望を信じて歩む者とさせてください。


3.見えないものにこそ目を留める

(18)「私たちは、見えるものにではなく、見えないものにこそ目を留めます。見えるものは一時的であり、見えないものはいつまでも続くからです。」
 永遠に続く目に見えないものとは何でしょうか。聖書には「いつまでも残るものは信仰と希望と愛です。」とあります。神様を見ることができませんが、信仰の目で見ることができます。この地上のいのちには限りがありますが、永遠のいのちの希望が与えられています。そして神の愛はいつも私たちに注がれているのです。私たちは見えるものにではなく、永遠に続く見えないものに目を留めていきます。
 戦国時代のキリシタン大名、高山右近も見えるものよりも見えないものに望みを置いた人でした。彼は21歳の頃、高槻城主となり、城下町を整備する一方、20を超える教会を建設します。当時人口2万5千人のうち、7割強がキリスト教信者であったとも言われています。さらに織田信長や豊臣秀吉に仕え、黒田官兵衛や蒲生氏郷といった武将なども入信に導きました。武将としての才も長けており、明智光秀との山崎合戦では、秀吉方の先鋒として活躍します。また文化人としての教養も高く、茶の世界では千利休の弟子の一人に数えられています。
 しかし一方、右近の生涯は試練の連続でもありました。1587年、秀吉により伴天連追放令が発令されます。これにより多くのキリシタン大名が棄教する中、右近は信仰を守ることを引き換えに領地と財産をすべて捨てることを選びます。以後26年にわたる放浪と追放の日々が始まります。その後1614年、徳川幕府によりキリシタン禁教令が発令され、国外追放を命じられて一家とともにマニラに向かい、そこで病に倒れます。このように地位も名誉も国も失いましたが、彼は最後まで信仰を捨てることはありませんでした。
 現代に生きる私たちもまた、右近の生きた時代とは違いますが、信仰の様々な葛藤や戦いの中にあります。私たちも主の助けをいただき、いつまでも続く見えないものにこそ目を留めていく者とされますように。
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