函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
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アベ・レジームの解体

2018年08月05日 14時54分15秒 | えいこう語る

▼アベ政権下で、人格を疑われるような発言で、重要ポストの席を失った政治家は数え切れない。しかし、アベ政権はその失態を繰り返しながらも、世間の風に対抗できる免疫を作り出したようだ。

▼総大将のアベ総理が自ら手本を示しているからだ。我が国の憲法学者の憲法解釈が間違っていると指摘した首相。天動説を地動説に変更できるほどのマジックと詭弁を、長期政権下で確実に身につけたようだ。

▼自民党でも最も優秀で清廉潔白の代表とみなされる、オノデラ防衛大臣は「アベノマジック」の免許皆伝になってしまったようだ。

▼米朝首脳会談で、北朝鮮からのミサイル攻撃が緩和されたにもかかわらず、地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」を2基配備するという。裏返せば外交による戦争回避の努力を、防衛大臣自らが否定したということではないか。

▼さらに、配備するのに6年もかかると言う。防衛大臣として、実践即応などという概念を持ち合わせていないのだろうか。最高の武器も6年後にはお払い箱になるのは間違いない。

▼米国からの導入費が4664億円と言うなら、飛んで来たミサイルが、飛んできた場所に戻って自爆するという、メイドイン・ジャパンの新型兵器をつくった方がいいのではないだろうか。

▼という安易な考え方が、すでにアベ総理の術数にはまっているのだ。米国の武器は高すぎるから、日本独自で作るという策略に、国民をはめようとしているのだ。

▼オノデラさんはアベ政権下で洗脳され、頭が単純化してしまったのではないか。それともいうことを聞かないと、大臣をポアすると脅かされているからだろうか。

▼もう一人は、前防衛大臣で網タイツの女王イナダさんだ
。法曹界で護憲派をさして【憲法教という新興宗教】に毒されているとコメントした。

▼この言葉をそのまま引用させてもらえば、憲法を擁護する護憲派からは【改憲教という新興宗教(アベ真理教)】に毒されたのがイナダではないかと。

▼三権分立を説いた「法の精神」のモンテスキューは『権力を担当するものがすべて権力を濫用しがちであるということは、永遠の経験の示すところである』と述べている。

▼憲法制定時に権力担当の地位にあれば、可能な限り権力者に対する拘束度合いの少ない憲法をつくろうとする。権力担当者は憲法の拘束を可能な限り緩めるように憲法を解釈し運用しようとする。例えば、戦力の保持を禁止し「国の交戦権」を否認している日本国憲法第9条が、世界有数の軍隊の保持を認めているとする類の憲法運用である。つまり権力担当者は、恣意的な解釈運用によって、憲法を事実上骨抜きにしようとするのである。杉原泰雄著【憲法】「立憲主義の創造のために」から引用。

▼結論は、アベ総理だけが悪いのではない。権力の座が長くなると、アベ総理のような能力では、誰が考えてもおかしいという憲法解釈を、必ずしてしまうということなのだ。

▼「アサハラショウコウ」と「アベシンゾウ」。戦後、我が国における米国製民主主義が生んだ鬼っ子は、この二人 に代表されるのではないか。

▼だが、アサハラは国家により処刑されて、真相は闇の中に。アベシンゾウは、国家の基本秩序と言われる憲法を改正し、事実上骨抜きにしようとしている。憲法や法律家に言わせれば「国家転覆罪」に匹敵するのだろう。

▼今朝(5日)の北海道新聞一面だ。道民の意識調査で「北海道が大好き」というのが【95%】だった。誇りに思う大地に「賭博場(IR法)」はいらない。

▼そう思ったら、やはりアベ総理の疲れ切った馬顔が浮かんできたのだ。この駄馬、9月の自民党総裁選の重賞レースは、圧倒的な人気だというから手に負えない。