馳走いなせや奮闘中!

京都柳馬場三条上ルの町屋料理屋「馳走いなせや」
オーナー(通称大将)の酒と食の奮戦記。

浅野日本酒店

2016年07月31日 | Weblog
最近の日本酒事情が変わりつつある。

いわゆる「立飲みスタイル」の店が、現代の若者含めオッさん(私もそうだが…)に支持されているこの頃。

もともと京都では、「立飲みスタイル」は違う意味で広まる形態じゃなかったのは
「プライド」&「経験値の少なさ」だ。



「プライド」は、京都人特有なことが要因にある。
例えば「行列」もそう。
こんな所で飲んでいるのを、知り合いに見られたらとか
カッコ悪いとかがある。
要は「ええかっこし〜」の傾向を持つ人が多い。

ややこしい話しだが…。



そして
「経験値の少なさ」は
戦中・戦後に直接的「戦災」を経験してない事。

いや、誤解のないように言えば
もちろん、日本人は全て戦災経験者である。

ただ、大きな爆撃とかがなかったので神社仏閣を含め
ほとんどの建造物は「戦災」を免れ、焼け野原での「立飲み」は経験する事もなかった訳だ。

戦後のひもじい食生活は、あったものの「家」がある。
東京や大阪は、家も失い立って食事をしたり酒(かなり粗悪な)飲んだりしてたと聞く。

昔から京都では
極々少しの酒屋さんが「角打ち」なる「立飲みスタイル」をされてますが、東京や大阪に比べるとほんの数%だろう。



そんな京都でも「立飲みスタイル」が流行ってきたのは、遊び感覚の楽しさを支持する方々が増えているからと分析する。

最近、凄い数の「立飲み屋」さんが増えている。
そして、その店に行かれるお客さんも増殖中❗️

いわば「トレンド」が構築された訳だ。




そこに、大阪の「浅野日本酒店」さんが参画❗️
(既に大阪では、かなり人気店で常に満席な現代風「角打ち店」)

少し前から関わりがあり
「一度京都に行ったときに一緒に飲みましょう!」とオーナーの浅野くん。

もちろん、断る理由もない。

浅野くんとツーショット。

1日京都で一緒に飲みながら意見交換。
一見朗らかな好青年の彼は、なかなかの切れ者(いや悪い意味じゃなく)でいわゆる青年実業家やな。

とにかく勉強熱心なのが伝わる。
まわりに対する気配りもしっかり出来る万能方。

当初、京都駅のイオンモールに出店すると聞き
まさかイオンモールで立飲み屋をする訳と違うと思ってたけど。




立飲み屋だった。。。


イオンモールで立飲み屋って❓
(もちろん彼は、酒屋さんであるので直接お酒の販売もするとは言え…)

私のような過去の経験則をふりかざすタイプには、理解出来ない。
(実際には、それほどでもないけど)





イオンモールで立飲み屋…。
逆に言えば、やってもいいの❓

お客さんにアルコール飲ませていいの❓
てな感じだ。

もちろん、もう決定して開店することも決まっているので反対意見も言わないが。





来るの❓お客さん。






来た。それも凄い❗️
立飲みスペースの15席は、ほぼ一杯。若者だけかと思いきや、買い物帰りの主婦もおられる。


イオンモールで買い物帰りに立飲み❓❓❓

(意外にこの帽子が飛ぶキャラ好き)



いや言うまい。
完全に私の日本酒の提案は、過去の遺物か化すのか❓





企画力も凄い❗️
お客さんが喜びそうなことを実行してるわ。


一升瓶はない。全て四合瓶でサービスするのも、ワイン感覚でスマート。

常々思ってたんやけど、一升瓶で注ぐのに女の子だと重いしキャップを開けるのもまあまあ大変。


四合瓶だと、見ていても「立ち振舞い」が綺麗だわ。



又、この歳になって勉強出来た。
お客さんが変わるなら店側も変化しなくてはならない。

いやほんま、又いいご縁が出来ました❗️


浅野くん
又、近々飲みに行こな❗️

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