3日間イベントの初日を飾ってくれたのは
この方❗️
久美浜の木下酒造(玉川)の木下社長だ。
昔からの深い付き合いのあるフィリップ・ハーパーが「高田さん、今度久美浜にある玉川って酒蔵に就任することになったし一度きてな!」
これが、既にほぼ10年前
そう、まさしく10年前だ。
玉川って…。全く見たことも聞いたこともない酒蔵。大丈夫なんかいな。
百聞は一見に如かず。とりあえずすぐに行動するのが、私。
まぁ…。行ってびっくり⁉️
歴史があるとはいえ、蔵も設備も老朽化して
「これ、ほんまに大丈夫❓」
と言う古びた酒蔵。
蔵内に入ってすぐにある、米の洗い場や室(むろ) ほとんど整理のつかない醸造タンク等々…。
過去、数々の酒蔵を見てきたからこそ分かるのだが
あかん奴や。。。。。。
大丈夫なのかフィリップ。
その時、初めてお会いした木下社長。
「私、全くの下戸でお酒の事もわからないから全部ハーパーに任せようと思ってます」と
「この蔵、かなり蔵付き酵母あるやろし全量 酵母無添加にしようと思ってんねん」とフィリップ。
ますます大丈夫なのか…。
しかし、そんな心配をよそに
毎年行くたびに、設備投資して増石する「木下酒造」
10年で、当初200石を超えてた酒蔵が1,000石を超えてしまい
それでも製造が追いつかない状況。
(日本酒業界、完全右肩下がりの中 奇跡的な増石、増産してます)
ヒット商品の「アイス・ブレーカー」は、毎年造りの前に予約完売。
東京を始め主たる都市には、必ずある玉川。
俺って、あまり先見の明ないな。。。
まぁ、それは嬉しいしええけど。
写真の木下社長が持っているのが
フィリップが就任の年に初めて造った「純米大吟醸」
「ちょうど10年やし、後蔵に数本しかないけど持って来たわ」と木下社長。
他にも、手土産に付けてと「ひらはい」と今年の「雄町の大吟醸」と「祝い金」まで。
いやいや、さすがにやり過ぎですと恐縮する私に
「高田さんが、京都の飲食店で初めて玉川を扱ってくれたんや。こんなん当たり前やし、ハーパーも高田さんの祝いなら持って行って下さいと言ってた」
ほんまに涙ちょちょぎれます。
馳走いなせや10年と木下酒造さんとのお付き合い10年。
人の縁ありきで、ここまで来て改めて感じる恵まれた人生。
木下社長
これからもどうぞ宜しくお頼もうします。
遠路はるばる、ありがとうございました❗️
これからもしっかり木下酒造(玉川)を応援していきますよ❗️❗️