馳走いなせや奮闘中!

京都柳馬場三条上ルの町屋料理屋「馳走いなせや」
オーナー(通称大将)の酒と食の奮戦記。

N〇K出演…

2014年09月28日 | Weblog
何で「…」言うと
基本的にテレビ出演は苦手。

もちろん店や日本酒業界の為を思えば、頑張りますが
余り、目立ちたくない男55歳。

最近は、店に立つこともほんま少なくなりました。
何か自分が立つと、わたくしの空気感がでしゃばる訳です。

ほんで、でしゃばった挙げ句自分の都合でいない日を創るのが嫌。

引き際もあるけど、昔で言うと「影の番長」みたいなスタイルに憧れる
ええ歳したおっさん。

そんなわたくしも、依頼であれば断る理由は微塵も御座いません。

僭越ながら


既に放映は終了しましたが、N〇Kさんの番組に出演させて頂きました。

関西ローカルではありますが、金曜日のゴールデンタイムに総合テレビに…。

関西「ええトコ」
確か「日本酒の伝統と革新」がサブタイトルだと記憶しております。

伏見の酒蔵を巡り、最後に馳走いなせやに来られる訳です。

わたくしのテーマは、日本酒の変化球!?
日本酒カクテル!
(あえて変化球と表現したのは、とりたてて深い意味はありません)

いわゆる革新の担当をさせて頂きました。
昨今の日本酒ブームの流れは、めざましいものがあります。

メディアの注目度が高いと言う事は、市場にニーズがあると言う事です。
当然、皆さま御存知のとおり
多くの雑誌やテレビでも特集としての「日本酒」が取り上げられてますけど
「いつまで?」と危惧してしまうのは、過去の展開をわたくし自身が良く良く知っての事。

思えば30年前ぐらいでしょうか?
「吟醸酒ブーム」
みたいな盛上がりがあり、その後少し日本酒に注目される小さな盛上がりがあり
現在に至っておると思います。

記憶に間違いなければ「吟醸酒ブーム」の時にそれこそ多数の酒蔵から
「そんな物は日本酒じゃない!」
「日本酒の伝統を壊すのか!」
の様な、厳しい意見もあったのです。

今や殆どの日本酒愛好家が、認める吟醸酒も「価値観を問われた」

そして、その後の小さな盛上がりが終わった時期
「まだ日本酒やってんの?」とか
一緒に頑張って日本酒を推してた店が、焼酎やワインにくら替えしたりと悲しい時代ものり越えた。

ほぼ25年間
日本酒ありきの飲食店経営をして来ました。

人間やし、ブレたり迷ったりするのは当たり前。
むしろ、その方が人間らしいとも思うけど
「貫く気持ち」は、変えたくない。
(わたくしの個人的見解です)

何か自分が「こうしよう」と考えたなら変えてしまう自分がいると「先の決断力に迷いが出る」からやわ。

あ~!
又、話が横道(御祖酒造の杜氏じゃないです)にそれてしまった…。

おそらく過去の歴史をふりかえり、又もや日本酒業界の苦悩をみる前に
次の一手は、考慮しておきましょう。

わたくし的には「全ての飲食店にある日本酒」

中華・フレンチ・イタリアン・バル系・ファーストフードに至るまで!
の事です。

個店が「どうこう」等と言う、小さな話じゃなく
国酒である日本酒が、何処にも置いてな方がおかしいと思いませんか?

長ったらしくなりましたけど「日本酒カクテル」も日本酒業界を支える提案の一つ。
「こんな日本酒なら置いてもいいかな」と置いて頂ければ幸い。

そのままの日本酒もいつか飲んでくれはります!
形を変えても残したい日本酒。

賛否ございますが、御理解頂ければありがたいかぎりです。

皆でこんな記念撮影してる奥に…。
わたくし少しだけ写ってます。

別にいいけど…
気持ちは、こんな感じやなぁ。

本物を知ってるからこそ、ピカソの様な抽象画が描けるはずと信じてます!