エジプト風

2014-03-07 12:32:11 | Weblog
最近、我が家の朝のBGMは、サン・サーンスのピアノ協奏曲第5番「エジプト風」である。うるさい曲をかけると、いつも文句をいうママも、この曲は嫌いではないらしい。チッコリーニ氏の若い頃の録音である。彼は現在、米寿らしいが、今年、来日してこの曲を弾くという。どんな演奏になるのだろうか?「エジプト風」は、2楽章に特徴がある。エジプト風の旋律で異国情緒が溢れている。トータルとしては、やはりサン・サーンスらしく聴きやすい、心地のよい旋律である。サン・サーンスのコンチェルトは、首都圏の演奏会では、毎年どれくらいの頻度で取りあげられるのだろう。ルビンシュタインの十八番の2番。コルトーやカサドシュのお得意の4番同様、「エジプト風」も、もっともっと演奏されてよい曲だと思う。