学力の経済学

2016-02-28 14:15:52 | Weblog
ベストセラーの「学力の経済学」を読んだ。なかなか興味深い内容だった。自分の予想に反した記述もあった。やはり統計を用いた内容は妙に説得力がある。しかし、背後の条件がそろっていないと、その説得力は頓に意味を失う。例えば、学テの問題。全国の小中の先生方が大変気にする問題であるが、実は首都圏の私立学校はほとんど受けていないらしい。つまり、公立だけでの試験になっている。東北や北陸地方の学校は、この成績を上げるために苦心しているようだ。この成績にいったい何の意味があるのだろう。押しも押されもせぬ学力を身につけるにはどうしたらいいのか?付け焼き刃的なやり方ではだめだ。自己満足で終わらないような根本的な工夫こそが必要だろう。

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