N響の指揮者であったサバリッシュ氏が亡くなった。サバリッシュ氏は、スイトナー氏、シュタイン氏らと並んで思い出深い。サバリッシュ氏については、二つ思い出がある。20数年前、サントリーホールで聴いたベートーベンの「皇帝」と4番のシンホニー。ソリストは巨匠アラウ。丁度、指揮者と真向かいの席で、氏の優雅なタクトから神秘的な響きが立ち上ってきて本当に驚いた。この時は、アラウのピアノが目当てだったのに、なぜかサバリッシュ氏の印象の方が強い。また、M田のキャンパスにて氏の講演会があった。会場にはピアノが用意され、氏の堪能なピアノが聴けるのではと期待したが、ピアノには全く触れずに会場を後にされた。残念だった。シューマンなどを生で聴いてみたかった。
最新の画像[もっと見る]
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます