最近よく聴いているのが、ブライロフスキーする演奏するリスト曲集。昔、中古レコード屋で手に入れたもの。曲はメフィストワルツ、小人の踊り、ハンガリー狂詩曲6番、12番、エステ荘の噴水、愛の夢、忘れられたワルツなど。楽器を熱く、存分に鳴らしきり、ピアニスティックな要素を満喫できる。ブライロフスキーというとショパンのスペシャリストという感じがするが、実はリスト弾きとしても有名だった。自身の芸を前面に出すのではなく、作品のよさをあるがままに語らせる。その純度の高い音色に、聴いた後、いつも爽快感が残る。今、こういうピアニストは、世界中を探してもどこにもいない。
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