相馬のY君

2013-05-25 11:54:08 | Weblog
先日、一枚のハガキが届いた。大学1年のクラス会の案内であった。たった1年間の付き合いではあったが、よくまとまっており、学科が分かれてからもコンパをするなどしていたクラス。懐かしくはあったが、上京する時間的余裕がなかったので、丁重にお断りすることにして、幹事の女性にメールを打った。実は、このクラスでひとつ気がかりなことがあった。それは、相馬出身のY君のことだ。大学の新聞会で活躍していた彼。果たして震災で大丈夫であったかと。連絡する手がかりがなかったので、ずっと心にひっかかっていたのだ。すると幹事さんからの出席予定の名簿にY君の名前があるではないか。よかった!と思い、ひとこと添えておいた。結局、出席者は8人だったようだ。2、3日前メールが届いた。Y君からのものだった。心配してくれてありがとうと丁重な礼が述べられていた。当日は東京にいたこと。両親は無事であったが、親戚と高校のクラスメートにかなりの犠牲者が出たこと。将来、地元に戻りたいと思っていたが、難しいだろうとのこと。これから恐らく彼と会うことはないだろう、とは思いながらも、元気であることがはっきりしただけでも、よかったと思う。今は大手A社の部長さんらしい。

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