レオナルド・ゲルバーリサイタル

2013-10-25 17:26:02 | Weblog
曲目は、ベートーベンの月光、アパッショナータ、ショパンの3番ソナタ、アンダンテスピアナートと大ポロネーズであった。テンポは、インテンポからは大きくはずれ、南米系独特の粘り気がある。次のフレーズに入る時も、少し粘って入ることがあった。特定の音を強調して浮き立たせたり、ある和音をくっきりと際立たせたりもしている。ベートーベンは完全にロマン派の語り口であった。それに違和感も感じた人もいれば、斬新に映った人もいるだろう。ショパン3番ソナタの3楽章は聴かせた。こういうタイプの曲が一番向いていると思った。技術を全面に出さず、自由な感情のおもむくままの曲作りが印象的であった。

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