山中先生と益川先生の対談集を読む。山中先生がノーベル賞を受賞したことは、同世代として喜ばしいことである。何よりも、苦労して回り道をした人が、年をとってから成果をあげるという話は気持ちがいいものだ。ips発見の裏話や数十年間にわたる苦労話など、勇気付けられる内容が満載である。すぐれた発想が生まれる状況にも言及されている。自分は紛れもない文系型人間だが、以前から理系型人間に親しみを抱いていたのはなぜだろう。思考回路が明快で、合理的な発想力をもつ理系型人間には、昔からどういうわけか親近感を覚えてしまうのだ。
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