シフラ

2016-02-06 20:56:23 | Weblog
このところ、シフラの弾くリストを聴いている。ハンガリー狂詩曲集だ。よくぞここまで指が回るものだと感心する。シフラの演奏は、力技で押しまくるタイプ。リストの超絶技巧を力でねじ伏せるという感じだ。同じくリスト弾きのボレットの詩的な演奏とは対照的である。美音というよりは、土臭い印象すら受ける。ffのときは、かなりタッチが重くなる。それでもそのパワーと指さばきには舌を巻く。エンターテイメントとしての魅力満載のピアニストである。恐らく本人は、リストの再来だと自認していただろう。もし現代に生きていたら、絶対に生の演奏を聴きにいく!リストの作品を自由自在に操る"シフラ節"を是非堪能してみたい。

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