見えない敵

2011-06-04 22:07:40 | Weblog
ほう射能は目に見えないからいけない。常に気をつけねばならないのに、ともすれば、意識から外れる。しかし、セシウムは確実に我々の身の回りに存在している。最近、気になるのは、ふう評被害という言葉。あれは、ほう射能被害とするべきなのでは?しかし、そうすれば食物の汚染を認めることになるので、関係者は、そうはできないのだろう。思うに、今回の重大事故の対応を阻んでいるのは、日本人のホンネとタテマエという文化ではなかろうか。それぞれ、ホンネを腹に持っていながらも、立場上、それを持ち出すことはできない。常に、タテマエ論を展開している。ホンネを出すと社会から抹殺されてしまうのだ。政府や学者らの楽観論者たちも、まさか身内にまで、楽観論を話していることはあるまい。恐らく、最大級の警告を発しているはずだ。また、重大な事実が明るみになるまで、事実をひた隠し続けていくのも、極めて日本的なやり方である。

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