片山さんの記事

2019-05-05 20:11:18 | Weblog
一昨日の毎日新聞に片山さんの記事が一面にわたって掲載されていた。彼は右翼思想史の専門家だが、令和を迎えた現状分析とこれからの時代への提言をしていた。なるほどという内容があった。とくに驚いたのは、令和を迎え、祝賀ムードが漂っている中、現政権が政治を思いのままに動かすのみならず、日本の美意識・価値観にまで言及してきたことに深い危惧を覚えると指摘する点。そのようなことは記事を見るまで意識すらしたことがなかった。でも、言われてみれば、小中の道徳教育の教科化など、以前より踏み込んだ思想教育の流れも加速化しているという現実がある。片山さんは、もう少し歴史に学んだ方がいいということで「温故知新主義」と言っている。世の中の平和ボケした無関心層増加の流れの中で、心配される動きがじわじわと進んでいるのかもしれない。