ショパン連続演奏会

2012-10-18 13:16:28 | Weblog
山本さんのショパン連続演奏会・最終日にでかけた。バルカローレ、マズルカ、ワルツ、英雄ポロネーズ、ソナタ3番。2曲以外は、譜面を置いての演奏。久々に彼の演奏を聴いたが、以前とは違う印象を受けた。ウナ・コルダを多用し、「虚ろな音色」を演出している。新たな自分のスタイルを模索しているような気がした。この人は、アグレッシブに果敢に攻める時に真価を発揮する。速いパッセージでも決して崩れない、爽快感が残る。今、新たな境地を目指しての過渡期にあるのではないか、と思った。バルカローレなどは、いろいろやらずに以前のような自然体の方がいいと思ったが・・。やはり、数ヵ月をかけたとはいえ、ショパンの全曲を扱うというのは、想像を絶する骨折りがあるのだろう。