陸奥月旦抄

茶絽主が気の付いた事、世情変化への感想、自省などを述べます。
登場人物の敬称を省略させて頂きます。

「雪迎え」の舞う日々

2010-11-26 23:13:46 | Weblog
 先週末は、小春日和の日が続いて、庭先では「雪迎え」が何本かふわふわと飛んでいた。これは、枯れ草や、雪囲いの板の上に乗った各種の子蜘蛛が、糸を数十センチ程引きながら気流に乗って漂う現象で、この地域では初冬の温かく、風の無い日に偶に見られる。糸がキラキラと光って、大変綺麗だ。英語では、「ゴッサマー」(聖女の糸)とか、「エンゼル・ヘア」などと呼ぶらしい。

 「雪虫」はそれと違い、羽毛のある小さなアブラムシの一種である。初冬の頃、これが沢山集まって、蚊柱そっくりの形で飛び回る。「しろばんば」とも言われている。伊豆を舞台にした井上靖の小説の題名にもなった。北海道では、雪虫がさながら小雪の降るように沢山見られると言うが、私は覚えていない。

 隣家のお年寄りの話によると、「雪迎え」が沢山飛ぶ年末は、大雪が降るとか・・・。今シーズンは、蔵王に冠雪が見られたけれども、まだ平地には初雪の訪れは無い。柔かな陽射の下で、急(せ)かれるようにして、スタッドレス・タイヤに履き替える。夏タイヤをきれいに洗い、陰干しにしてカバーを掛けて車庫内に積み上げる。ついでに、バッテリーの充電状態の点検などをした。

 樹木の雪囲いは、2週間前に既に終えているし、小さな木々の植え替えも完了。冬将軍が何時来ても大丈夫の体制(笑)。

 「啓翁桜」(けいおうさくら)の1本(高さ120cm位)を鉢植えに整えて、室内に取り込んだ。現在、少しずつ芽吹いているので、来年2月頃には室内で可愛らしい桜花を観ることが出来るだろう。
http://www.ajfarm.com/sakura.html?gclid=CNKmhtfWvqUCFQP1bwod1lwDBQ
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« <七里ヶ浜の哀歌>を聴く:... | トップ | 大根おろしで父娘喧嘩の立ち回り »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事