陸奥月旦抄

茶絽主が気の付いた事、世情変化への感想、自省などを述べます。
登場人物の敬称を省略させて頂きます。

盛夏に真紅のポインセチアを楽しむ

2009-08-02 02:42:19 | Weblog
 例年12月を迎えると、商店街には赤いポインセチアが飾られて、クリスマスの雰囲気を盛り上げる。家庭では、暖かい部屋の出窓に置くなどして、私達は赤と緑のコントラストを観賞する。あの赤い色は、キリストの血を象徴し、緑の葉は作物の豊饒(ほうじょう)を祈るものと伝えられる。

 2年前の12月に、私はこの植物を鉢植えで購入した。現在は、その時よりも20cm位成長し、高さは1m、幅は60cm位になった。何とは無く、夏の青々とした芝生の上で、赤いポインセチアを見たくなった。

 そこで、今年4月中旬から、午後4時には暗い場所へ移し、午前8時頃になると陽光に曝すようにしたら、2ヶ月で葉が見事に赤くなった。所謂「短日処理」、つまり13時間以上日光を遮断する作業を行ったのだが、黄色の小さな花、すなわち花萼(かがく)の下部分、「苞(ほう)」が葉の形状をしていて、これがアントシアニン色素を増して赤くなる。
http://www.flower-toya.jp/info/200212.html

 6月末に撮影した写真で、それをご披露しよう。



 メキシコ原産のこの木は、室温が高く成長する過程で短日処理をしないと、苞が赤くならない。業者は、9月末頃から短日処理を始め(黒い袋をかぶせたり、ダンボールで覆うなど)、11月末まで処理を続けて、12月に出荷する。その間、作業は温室で行い、20℃程度に室温を保つ。

 冬に飾られる植物だから、寒さに強いかと思ったら、室温が10℃以下になるとたちまち元気を失うようだ。家庭では、暖房器具から離し、なるべく暖かい所へ置くのが良いと思う。

 オーストラリア西端のバースでは、真冬が7-8月で夜時間が長い時に気温が十分高いから、何もせずともポインセチアは赤くなり、しかも良く成長して大きな樹になるそうである。一度その巨木の並木をとっくりと観たいものだ。

 豊かな緑の中でポインセチアの真紅は良く映える。毎日、水を遣っているが、なお成長は続いている。さて、このまま秋を迎えたら、赤い苞は落ちてしまうのか、年末までこの状態が続くのか、大いに興味をそそられる。
コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「晩柑(ばんかん)」を味わう | トップ | 酒井法子は「ファム・ファタ... »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
【ギャンブルパンフ配布祭り】自民党の新しいパンフレット「政治はギャンブルじゃない~民主党の『お試し政権』に日本を任せられません」 (自民党かってに応援団)
2009-08-05 19:53:14
ブログ主さま、失礼いたします。
以下の件、このエントリーと関係ありませんが、コメント欄にお邪魔させて頂ければ幸いです(不都合な場合にはお手数ですが削除下さいませ)。

*****(以下は麻生自民党チャンネルより引用)*****
自民党から新しいパンフレットが発行されました。
★安全保障★教育★憲法・国家観
主要3テーマについて、民主党の危うさ・あいまいさを追求しています。

試しに民主党に賭けてみる?
と、ちょっとでも思っちゃったことがある方に、ぜひ読んでいただきたい1冊です。

PDFのダウンロードはこちら→
http://www.jimin.jp/jimin/kouyaku/pamphlet/index.html
そして!多くのみなさまから「パンフを配布したいのだけど、、」とのお問合せをいただきました。
そこで、もし、ボランティアでの配布をご希望いただけるのであれば、
自民党より100枚単位で配送させていただくことになりました。

タイトルに「ギャンブルパンフ希望」とご記入いただき、
郵便番号、ご住所、お名前、お電話番号、希望枚数をご明記の上、
メールで media3@mail.jimin.jp  へお申し込みください
***********(引用は以上)***********

とのことです。なお、動画はhttp://www.nicovideo.jp/watch/1248067511にあります。
PDFを自分で印刷したものを配布することはできないそうですので、必ず自民党から配送されたものを配ってください、とのことです。
なお、こうして一般国民へ向けたパンフレット配布の呼びかけは、党として初の試みだそうです。
読者の皆様、パンフレット配布、この情報の拡散ともにどうぞよろしくお願い致します。
ブログ主さま、お邪魔いたしました。
返信する

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事