陸奥月旦抄

茶絽主が気の付いた事、世情変化への感想、自省などを述べます。
登場人物の敬称を省略させて頂きます。

いま中共で起きている小事件

2006-09-02 16:38:14 | シナ・中共関係
 昨今、中共関連で眼に付いたニュースを御紹介。なかなか日本では起きないような事件が見られる。

--------------------(引用始め)
イヌに車の運転を教えようとして事故起こす、中国
2006.08.29
Web posted at: 15:50 JST
- CNN/AP

北京──中国・内モンゴル自治区のフフホトで近ごろ、飼い犬に「車の運転」を教えようとした女性が、交通事故を起こした。中国国営・新華社通信が28日、伝えた。けが人は出ていない。

新華社によると、この女性は、飼い犬が「車のハンドル部分に座り込むのが好きで、女性が運転しているところをよく見ていた」ため、運転を教えることが出来ると考えたらしい。

女性は、アクセルとブレーキを操作し、イヌにハンドル操作を任せようとしていた。近くを走っていた車に衝突する前に、自損事故を起こした模様。

新華社通信は、飼い犬の種類や事故を起こした車種については触れていない。
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200608290014.html
------------------(引用終り)

 ↑犬の好きな人は、車に良く乗せている。助手席に立ち座った犬が、ドライバーよ、きちんと運転していると言わんばかりに監視しているようだ。中々可愛いものである。でも、これは危ない。ドライバーが気になって、犬の方をしょっちゅう見てしまうから。後部座席で、窓を少し開けてやって、室内換気をしながら乗せるのが良いでしょうね。

 犬にハンドルを操作させるなんて、想像しただけで可笑しくなる情景だ。かなり大きい犬だったんでしょうな。自損事故を起こして、それから他の車にぶつかったらしい。人命に別状の無い事を祈るのみ。

------------------(引用始め)
化学品積載トラックがダムに転落、水源汚染 中国
2006.08.27
Web posted at: 17:34 JST- CNN

北京(CNN) 中国北西部の陝西省韓城で25日夜、毒性の高い水酸化ナトリウム25トンを積んだトラックが道路からダムに転落し、車に乗っていた1人が即死、1人が重傷を負ったうえ、10万人の水がめとなっている貯水池が汚染された。新華社が26日、同省環境当局者の発言として伝えた。

事故現場付近の道路は雨のため、スリップ事故を起こしやすい状態だった。

貯水池はダムから5キロの地点にあり、同省政府はアルカリ性の水酸化ナトリウムを中和するため、現場に塩酸10トンを運び込んだ。

同省政府はまた、保健および環境、水道当局に水質監視を指示するとともに、水源付近の住民に警戒を呼びかけた。当面の水供給は、非常用水源を利用して行われる。

http://www.cnn.co.jp/world/CNN200608270016.html
------------------(引用終り)

 ↑これはスケールの大きな化学実験だ。ダム貯水地をビーカーに見立てて、食塩形成の大実験。飲料水に使っている住民や、生息する魚には、たまったものでは無い。このあと、塩酸を運び込んだ作業員がミスをして大やけどし、作業を一時中止したとの続報がある。シナ人は荒っぽく作業する事があるからなあ。こうした事故とは別に、排煙脱硫が進まないので次のような話がある。

------------------(引用始め)
酸性雨、国土の3分の1に影響=中国
 【北京26日時事】新華社電によると、中国の全国人民代表大会(全人代)常務委員会の盛華仁副委員長は26日、同委で環境報告を行い、大量の二酸化硫黄の排出により、全国土の3分の1が酸性雨の影響を受け、一部地域では酸性雨の比率が100%に達したことを明らかにした。
 二酸化硫黄の主要な排出元は石炭火力発電所とコークス工場で、昨年の排出量は2549万トンで世界最悪だった。 
(時事通信) - 8月27日1時0分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060826-00000097-jij-int
------------------(引用終り)

 ↑中共は日本の環境保全技術が欲しい。だが、この所上手く導入が進んでいない。大気汚染、水質汚染共に大変な勢いで人口集中地域や東北地方(旧満州)の工業地帯に広がっている。北京のスモッグは名物になりつつある。中共幹部は、生産量を上げる事には注意が行くが、環境保全には考えが及ばない。これは、中共の大欠点ですね。緑が少ないから、人々の気持は荒む。外国人はもっと気持が落ち着かない。

------------------(引用始め)
【中国】中国駐在者の精神的負担増:上海で対策セミナーも
 中国在住日本人の自殺が近年増加するなど、進出企業社員の精神的負担が大きくなっているとの指摘が出ている現状を受けて、財団法人・日本海外職業訓練協会(OVTA)では、中国進出企業向けに上海で「従業員のためのメンタル・ヘルス ミニセミナー」を行う。

 中国全土での日本人の自殺者数は2000年には0人だったが、04年は10人、05年は7人と増加傾向にある。上海には現在、約4万人の邦人が住んでおり、進出している日系企業は1000社余り。05年に中国全土で自殺した邦人7人のうち、3人が上海地域在住だったとの報道もあり、経済発展が急速で企業間の競争が激しい上海での労働は、他地域に比べて精神的なプレッシャーが大きいとの見方が出ている。

 OVTAは2006年4月から日系企業の進出支援の一環として従業員のためのメンタルセミナーを開催してきた。毎回、5-10人程度の参加者に限定し、講師が参加者と向き合いながら問題解決を図っていくスタイルだ。

 次回、9月17・18日開催のセミナーでは「労務管理のスキルアップ」をテーマに、企業管理職のストレス対策や、駐在員のうつを防ぐ方法、社員の家族のケア、中国社会特有のアルコール問題などについて説明していく。講師はCVTA国際アドバイザーで医学博士の佐野秀典氏(株式会社MDネット・代表取締役)。

 OVTAでは「2カ国にまたがる社員のマネジメントや本国との調整、事業戦略実施の責任など、中国進出企業の管理者には多くのプレッシャーがつきまとう」と指摘。「まずは、自分自身の精神をタフに保つことが経営力のアップ、組織全体の活力アップにつながる」と提言している。(編集担当:恩田有紀)

(サーチナ・中国情報局) - 9月1日22時46分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060901-00000007-scn-cn&kz=cn
-------------------(引用終り)

 ↑中共で何年も勤務する人達、特に中堅管理職に御同情を申し上げる。上海は犯罪も多いし、家族連れは大変でしょうな。昨日のエントリーにて述べたように、江沢民一派=上海閥に手が入り、なお拡大の見込み。もう海外へ逃げ出している連中も多い事でしょう。

-------------------(引用始め)
「江沢民の元秘書」が「戦車など担保」に12億円詐取
 【香港=吉田健一】香港の人権団体「中国人権民主化運動ニュースセンター」は28日、中国人民解放軍系列会社の管理職の男が江沢民前国家主席の元秘書を名乗り、上海浦東発展銀行(本店・上海)から8200万元(約12億円)をだまし取る事件が発覚したと明らかにした。

 男は近く、北京の裁判所で死刑判決を受ける可能性があるという。

 同センターによると、男は2004年9月、「中央軍事委員会」の押印がある委任状を持って同行を訪問。退役した軍用機や戦車が手元にあり、これを担保にしたいと説明して融資を申請。同行は簡単な審査だけで融資を実行した。

 男は昨年、共犯者とともに逮捕された。同センターは退役した軍幹部の手に金が渡った可能性を指摘するとともに、巨額融資にもかかわらず審査が甘かったことなど、事件の背景には複数の疑問点があるとしている。江氏は同月まで同委主席を務めていた。
(読売新聞) - 8月28日23時22分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060828-00000513-yom-int
-------------------(引用終り)

 ↑独裁国家では、「親亀こけたら皆こける」。また、悪さの程度もスケールが違うと想像します。特に軍関係は戦車、大砲、ミサイル全て高額だから、キックバックも大きいでしょうね。


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