陸奥月旦抄

茶絽主が気の付いた事、世情変化への感想、自省などを述べます。
登場人物の敬称を省略させて頂きます。

国家の尊厳を貶める小沢民主党代表

2009-03-02 18:18:49 | 拉致問題
 北朝鮮による「拉致問題」は、国家主権を侵されて生じたのである。それ故、国家を挙げて北朝鮮を断罪し、武力を用いてでもこれを解決しなければならない。普通の国なら、間違いなく武力攻撃を考えるだろう。

 異形の国、日本は憲法9条によりそれが出来ない。武力を使わないで、外交と経済制裁で時間を掛けながら拉致被害者を帰せと主張する他は無い。そうしたやり方にさえも、足を引っ張る国会議員が沢山いる現状だ。

 先月上旬、小沢一郎民主党代表は、民主党の集会の中で、次のように述べた。

「拉致問題は北朝鮮に何を言っても解決しない。カネをいっぱい持っていき、『何人かください』って言うしかないだろ」

【民主党解剖】第1部「政権のかたち」(1)「小沢首相」は大丈夫か
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090302/stt0903020008000-n1.htm

 これは、公党の代表者が述べる言葉であろうか。そこには、拉致被害者と家族達への労わりの気持ちもなければ、我が国の尊厳及び威信を大切にする心構えも感じられない。今なお、北朝鮮の国家犯罪が継続中であるのに、それを見逃してカネで話をつけようとする卑しく浅ましい考え方だ。

 私は、以前から小沢一郎代議士が国会議員に相応しい人物とは思っていなかった。若い時から金権政治に関与し、国家のあるべき姿を真剣に考える存在とは考えられないからだ。

 このような人物が政権を握り、首相の座に着くとしたら、我が国は滅亡への道をまっしぐらに駆け下ることになるだろう。将に暗澹たる思いである。
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