これは、「女性の敵」を取り越して「鬼畜」と言うべき男のおぞましい犯罪だ。しかし、その判決はどうも納得の行かない内容であった。状況証拠をいくら積み重ねても、物証が無ければ罪は問われないのか。これでは、ルーシーさんの霊が鎮まらない。遺族の悲しい、そして悔しい気持ちが痛いほど分かる。
織原被告 無期懲役判決もルーシーさん事件は無罪
4月24日17時14分配信 毎日新聞
92~00年に英国人女性ルーシー・ブラックマンさん(当時21歳)ら10人を襲い、うち2人を死なせたとして準強姦(ごうかん)致死、死体損壊・遺棄罪などに問われた会社役員、織原(おばら)城二被告(54)に対し、東京地裁は24日、求刑通り無期懲役を言い渡す一方、ルーシーさん事件についてのみ無罪とした。栃木力裁判長は「死体損壊・遺棄には何らかの形での関与がうかがわれるが、準強姦致死とわいせつ目的誘拐は、犯罪の証明がない」と述べた。無罪とした理由の詳細については午後に述べるとして休廷した。
公判で検察側は、織原被告が00年6月、東京・六本木のバーで働いていたルーシーさんに「海に近いセカンドハウスに行こう。携帯電話をプレゼントする」などと誘い、同7月1日に神奈川県逗子市のマンションに連れ込んで薬物を飲ませたうえ、麻酔作用のあるクロロホルムを吸引させて暴行し、ルーシーさんを心停止で死亡させたと主張。遺体はチェーンソーで切断し、同県三浦市内の洞窟(どうくつ)に埋めたと指摘していた。
これに対し、織原被告はマンションに連れ込んだことは認めたものの「知人(故人)が部屋から連れ出した。自分は関与していない」と反論。死体遺棄についても自らの関与を否定していた。弁護側も、ルーシーさんの死因が不明なことや、死体遺棄についても目撃者がいないことなど直接の物証がない事実を列挙した。栃木裁判長はこうした経緯を総合的に判断した結果、織原被告を有罪とする根拠が乏しいと判断したとみられる。
ルーシーさん事件以外については、検察側の主張をほぼ認めた。
判決によると、織原被告は92年4月、別の豪州人女性(当時21歳)に薬物を飲ませて暴行し、劇症肝炎で死亡させた。同様の手口で00年までの間、ほか8人にも暴行するなどした。【篠田航一】
◇物証や供述乏しく=解説
英国人女性ルーシー・ブラックマンさんら女性10人への準強姦致(ごうかん)死罪などに問われた織原城二被告(54)に対し、東京地裁が無期懲役を言い渡しつつ、ルーシーさん事件のみを無罪としたことは、物証や供述が乏しく、捜査段階から別事件で逮捕を繰り返さざるを得なかった警察・検察当局の苦闘ぶりをそのまま反映した結果と言える。
ルーシーさん事件は00年7月、警視庁が公開捜査したことから始まったが、失跡した経緯は不明で、遺体もしばらく見つからなかった。そうした中、六本木の外国人クラブに出入りしていた織原被告の存在が浮上。警視庁は同年10月、別の事件で逮捕し、その後再逮捕を繰り返したものの、2人を結びつける証拠は浮かんでこなかった。
翌01年2月、織原被告のマンションに近い神奈川県三浦市の洞窟(どうくつ)でルーシーさんの遺体が見つかったことで事件は動き出し、最初の逮捕から半年後の01年4月、7度目の逮捕でようやく立件にこぎつけた。
検察側は公判で、織原被告が事件後、ルーシーさんの遺体を切断するためとみられるチェーンソーを購入したことや、知人に「大変なことをしてしまった」と語ったことなどを列挙したが、直接の物証はなかった。織原被告自身、ルーシーさんを部屋に連れ込んだ事実自体は認めたが、一貫して暴行を否定。最終意見陳述では知人(故人)の実名を挙げて「彼が部屋から連れ出した」と述べ、一貫して自らの関与を否定していた。
「決め手」のないまま迎えたこの日の判決は、外形的に無理を重ねたようにも見える捜査当局にとって手痛い結果となった。【篠田航一】
最終更新:4月24日17時14
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070424-00000016-maip-soci
織原被告は、21歳まで在日韓国人として過ごし、その後帰化した。改名前の名は、金聖鐘(キム・スンジョン)。パチンコ店で財を成した家庭の生まれである。同じ日に大阪地裁で無期懲役判決のあった連続強姦被告金寿明(通名:松岡寿明)も半島人。そう言えば、バージニア工科大学銃撃事件の容疑者も半島出身であった。これら半島出身者の犯罪は、残虐性が著しい点で共通している。
これから国際交流が進めば、帰化する人達が増えると思う。そうした場合は、朝鮮系日本人、ロシア系日本人などの言い方をすることが必要になるだろう。それは、トルコ系ドイツ人や、アルジェリア系フランス人との言い方が定着しているからだ。米国の場合は、日系米国人やイタリア系米国人のような説明が普通になされている。
織原被告 無期懲役判決もルーシーさん事件は無罪
4月24日17時14分配信 毎日新聞
92~00年に英国人女性ルーシー・ブラックマンさん(当時21歳)ら10人を襲い、うち2人を死なせたとして準強姦(ごうかん)致死、死体損壊・遺棄罪などに問われた会社役員、織原(おばら)城二被告(54)に対し、東京地裁は24日、求刑通り無期懲役を言い渡す一方、ルーシーさん事件についてのみ無罪とした。栃木力裁判長は「死体損壊・遺棄には何らかの形での関与がうかがわれるが、準強姦致死とわいせつ目的誘拐は、犯罪の証明がない」と述べた。無罪とした理由の詳細については午後に述べるとして休廷した。
公判で検察側は、織原被告が00年6月、東京・六本木のバーで働いていたルーシーさんに「海に近いセカンドハウスに行こう。携帯電話をプレゼントする」などと誘い、同7月1日に神奈川県逗子市のマンションに連れ込んで薬物を飲ませたうえ、麻酔作用のあるクロロホルムを吸引させて暴行し、ルーシーさんを心停止で死亡させたと主張。遺体はチェーンソーで切断し、同県三浦市内の洞窟(どうくつ)に埋めたと指摘していた。
これに対し、織原被告はマンションに連れ込んだことは認めたものの「知人(故人)が部屋から連れ出した。自分は関与していない」と反論。死体遺棄についても自らの関与を否定していた。弁護側も、ルーシーさんの死因が不明なことや、死体遺棄についても目撃者がいないことなど直接の物証がない事実を列挙した。栃木裁判長はこうした経緯を総合的に判断した結果、織原被告を有罪とする根拠が乏しいと判断したとみられる。
ルーシーさん事件以外については、検察側の主張をほぼ認めた。
判決によると、織原被告は92年4月、別の豪州人女性(当時21歳)に薬物を飲ませて暴行し、劇症肝炎で死亡させた。同様の手口で00年までの間、ほか8人にも暴行するなどした。【篠田航一】
◇物証や供述乏しく=解説
英国人女性ルーシー・ブラックマンさんら女性10人への準強姦致(ごうかん)死罪などに問われた織原城二被告(54)に対し、東京地裁が無期懲役を言い渡しつつ、ルーシーさん事件のみを無罪としたことは、物証や供述が乏しく、捜査段階から別事件で逮捕を繰り返さざるを得なかった警察・検察当局の苦闘ぶりをそのまま反映した結果と言える。
ルーシーさん事件は00年7月、警視庁が公開捜査したことから始まったが、失跡した経緯は不明で、遺体もしばらく見つからなかった。そうした中、六本木の外国人クラブに出入りしていた織原被告の存在が浮上。警視庁は同年10月、別の事件で逮捕し、その後再逮捕を繰り返したものの、2人を結びつける証拠は浮かんでこなかった。
翌01年2月、織原被告のマンションに近い神奈川県三浦市の洞窟(どうくつ)でルーシーさんの遺体が見つかったことで事件は動き出し、最初の逮捕から半年後の01年4月、7度目の逮捕でようやく立件にこぎつけた。
検察側は公判で、織原被告が事件後、ルーシーさんの遺体を切断するためとみられるチェーンソーを購入したことや、知人に「大変なことをしてしまった」と語ったことなどを列挙したが、直接の物証はなかった。織原被告自身、ルーシーさんを部屋に連れ込んだ事実自体は認めたが、一貫して暴行を否定。最終意見陳述では知人(故人)の実名を挙げて「彼が部屋から連れ出した」と述べ、一貫して自らの関与を否定していた。
「決め手」のないまま迎えたこの日の判決は、外形的に無理を重ねたようにも見える捜査当局にとって手痛い結果となった。【篠田航一】
最終更新:4月24日17時14
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070424-00000016-maip-soci
織原被告は、21歳まで在日韓国人として過ごし、その後帰化した。改名前の名は、金聖鐘(キム・スンジョン)。パチンコ店で財を成した家庭の生まれである。同じ日に大阪地裁で無期懲役判決のあった連続強姦被告金寿明(通名:松岡寿明)も半島人。そう言えば、バージニア工科大学銃撃事件の容疑者も半島出身であった。これら半島出身者の犯罪は、残虐性が著しい点で共通している。
これから国際交流が進めば、帰化する人達が増えると思う。そうした場合は、朝鮮系日本人、ロシア系日本人などの言い方をすることが必要になるだろう。それは、トルコ系ドイツ人や、アルジェリア系フランス人との言い方が定着しているからだ。米国の場合は、日系米国人やイタリア系米国人のような説明が普通になされている。
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