陸奥月旦抄

茶絽主が気の付いた事、世情変化への感想、自省などを述べます。
登場人物の敬称を省略させて頂きます。

凄まじい虐待をする親から幼児を引き離せ

2010-08-05 20:29:46 | Weblog
 大阪市で起きた2人の幼児放置事件、3歳の女の子と1歳の男の子が密室に長期間放置され、食料も無く室温は上昇、可哀想に子供たちは命を失った。離婚した若い母親(23)が育児に関心を失い、子供たちをぶん投げて、好き勝手に動いた結果、子供たちは腹を空かせたまま、熱中症を併発して死んだ。

 私は、この女性を絶対に許せない。好きな男と結婚し、長女が生まれた時は大喜び、そして長男が生まれて直ぐに離婚、生活の当ても無いまま住居を転々とし、今年になって育児意欲を失って幼児たちを放置しながら、男友達と遊び歩いていたと言う。

 動物や鳥の母親でも子を守るために、自ら身を曝して外敵を巣から遠ざけたり、場合によっては外敵に立ち向かうではないか。天は、そのように生き物を作られた。この若い母親は、動物以下の存在と言われても当然だ。

 東京では、父親が3歳の女の子を縛り上げてゴミ箱に入れ、プラスチックの袋を被(かぶ)せ、そのまま窒息死させると言う何とも悲惨な事故が起きている。母親はそれを見て知らぬ振りしていたらしい。

 数少ない例とは言え、何故、幼い子供たちに彼らの親はこうした残虐な行動をとるのだろう?勿論、昔だって子供に折檻する親は沢山いた。悪いことをしたらいけないと子供に体で教え込むためだ。私も4~5歳の頃、悪さをして父に縁側から雪の中へぶん投げられた。だが今思うと、それは怪我をしないようにとの配慮が背景にあったと想像する。

 今の若い親たちは、子供が悪さをしたり、気に入らぬことをした場合、怒って感情の赴くままに暴力を振るったりする。我が子だろうと他人の子供であろうと、憤りから幼児を怒るのは出来るだけ避け、その子の反省を促す叱り方に熟慮が必要だ。「怒る」のと「叱る」のでは、内容が大きく異なる。親自身が仕事や付き合いから神経がささくれ立って、子供に八つ当たりすることもあるだろう。そうしたことが行き過ぎて暴力行為に及び、子供を不具にしたり、命さえ奪うのは論外だ。

 こうした幼児への残虐行為が散見される時代なのだから、行政は強制的に子ども達を助け出す方法を持たねばならない。児童の名前、住所が分からなくても、児童相談所は警察と共に敏速に動いて、動物以下の親達から児童を完全に引き離す。親の反省が見られたら、監視付で子供を戻しても良いだろう。

 子供が水で溺れている時、その子の名前や住所が分かるまで放置するだろうか?大人なら直ぐに水に飛び込み、助け出すではないか。その感覚で、酷い目に遭っている幼児を助け出す、それを急いで法制化する必要がある。

 日本に居住しない外国人の子供にまで、子供手当てを出す民主党政権、その額は10億円を越すと言う。そんな余計な金があったら、幼児の緊急避難施設を造れと言いたい。鳩山前首相は、2月の施政方針演説で「いのち」を守ると繰り返し声高に述べた。現在の菅政権は、それを忘れているのだろうか?
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