9月10日からヘルシンキで開催のアジア欧州会議(ASEM)に出席した温家宝首相、EUから報道規制に関する強い非難を受けた。会議の後、同首相は英国に続いてドイツを訪問、メルケル首相(52才)にも言いたいだけ言われたようだ。この内容について、日本の新聞は産経を除いて全然取り上げようとしない(少なくとも、webには見当たらない)。うっかりこれを書こうものなら、中共からしっぺ返しが来るとの恐怖心があるのか。
さて、安倍晋三氏、首相になったら早い内に中共訪問するとの噂が流れているが、その時は、メルケル首相に見習って人権問題を強く言うべきだ。内政干渉だと言われたら、2年後のオリンピックに影響するよと伝えれば良い。安倍氏がそう述べて、中共から不快感を示されても、我が国の反・安倍勢力(マスコミを含む)は、決して批判をしないであろう。何しろ、彼らの大半は人権尊重派であるから。
全体にヨーロッパでは、イラン支援、法倫功メンバーの生体臓器摘出、知的所有権無視、チベット・ウィグルでの人権問題、キリスト教徒弾圧について中共批判が強い。問題だらけの中共外交、特に人権無視に関しては国際的<四面楚歌>で、胡錦涛も、温家宝も頭痛がする事であろう。
--------------(引用開始)
独中首相会談:メルケル独首相、中国人権問題を再提起
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【大紀元日本9月16日】メルケル独首相が今年5月の訪中したことを受け、ドイツを訪問の中国・温家宝首相は9月14日にドイツ・ベルリンに到着し、ホルスト・ケーラー大統領と面会後、メルケル首相と1時間の会談を行った。会談後の記者会見で、メルケル首相は中国の人権問題を再提起したことを明らかにした。
メルケル首相は、中国の人権状況を懸念し、特に2008年北京オリンピックの開催にあたり、中国が報道の自由を保障する意義がさらに重要であることを強調した。温首相はこれに対し、「中国は憲法で、人民の基本的権利および自由を保障することについて明確にしている」と語った。しかし、実際に中国国内で現在起きている人権迫害、報道の統制に関する改善承諾は一切なかった。
メルケル首相は5月の訪中で、シュレーダー前首相の対中国外交姿勢とは違い、公的に中国の人権問題を明確に提起し、中国の民主活動家および上海のカトリック教・金魯賢司教と会談した。
メルケル首相は、今回の会談は非常に「開放的」と語り、首相は双方の意見相違の問題について率直な意見交換ができたことに対して、「双方が良好な関係を築く重要な基礎だ」と評価した。
*独中の知識財産権協定を結ぶ
独中の国交は来年で35周年になる。ここ数年間、独・中貿易発展の速度は大幅に成長し、過去2年間の両国間貿易額は700億米ドル(約8兆1900億円)に上った。しかし、ドイツ企業側は、中国側は技術を窃盗する事件が後を絶たないと不満を抱いており、貿易摩擦などの問題があったが、14日付けで知的財産権保護協定が調印されたことから、メルケル首相は記者会見で特別に中国国家知識財産権局およびドイツ特許局に対して歓迎の意を述べた。
*中国はイランを保護
独・中はさらにイランおよびスーダンを含む国際社会が注目している問題について討論を行った。イランは8月31日に国連のウラン濃縮停止要求を拒否してから、中国はイランの核問題に対する態度は国際の注目を集めた。
温首相はこれに対して、制裁は必ずしもイランの核問題を解決できる訳ではないとの見解を示した。温首相は「中共当局はイランの核開発の発展は好まないし、それにより中東和平および国際平和に影響を及ぼしたくない」と語った。さらに、中国はイランに対して「国際社会の関心を重視し、建設的な措置を講じるべき」と語った。
一方、スーダンの動乱局面も国際社会の神経を尖らせる問題。2004年以降、スーダンの内戦による死者はすでに20万人の上り、200万人が離散し、落ち着く場所がなくなっているという。スーダン政府および民兵組織は、反体制派を弾圧したことから、大量虐殺の罪を下された。西側社会は、中共当局は自己利益のためにスーダン政府を庇護し、国連がスーダン問題解決の決議通過を阻害したとして、強く非難した。
スーダンの問題に対して、温首相はベルリンにて国連の平和維持軍に中国軍隊を派遣し、ダルフール地区の安全を維持するか否かは、国連憲章に基づき判断する、もっとも必要は、「アフリカ連盟およびスーダンの同意」を得ることが最重要であるとの意見を示した。実際、少し前に、スーダンのオマル・アル大統領が、一旦国連平和維持部隊がダルフール地区に入れば、スーダン政府はそれを「侵入」とみなすとの声明を発表した。
温首相は14日の午後、ベルリンを出発し帰国した。
(記者・田宇)(06/09/16 08:01)
http://www.epochtimes.jp/jp/2006/09/html/d86048.html
--------------(引用終了)
<鉄の女>メルケル首相の対中姿勢については、これを参照(日本政策研究センターHP)。メルケル氏は、シュレーダー前首相とは異なり、嫌米では無く、はっきりと物を言うタイプの政治家である。
温家宝首相は、上述したようにASEMでも議長国のフィンランドから人権問題に関し厳しい発言を得たが、ドイツを訪問する直前、英国でも人権問題に関する質問攻めにあった。
--------------(引用開始)
中国・温家宝首相が訪英、人権問題などの質問にぶぜん
【ロンドン=本間圭一】中国の温家宝首相は13日、ロンドンでブレア英首相と会談した。
両首脳は会談後の会見でイランの核開発など国際問題に協力して取り組む姿勢を示したが、温首相には人権問題やメディア規制に関する質問が相次ぎ、苦しい対応に追われた。
中国政府は10日、外国通信社の中国国内向けニュース配信について国営新華社通信の許可や審査を義務づける管理規則を施行、欧米の批判を受けており、温首相は「外国メディアへの規制は」と質問されると「外国メディアに対する中国政府の開放政策は不変」と反論。
温首相はヘルシンキでアジア欧州会議(ASEM)に出席した際、人権弾圧の真偽を問われたこともあり、今回も質問にぶぜんとした表情を浮かべた。
一方、ブレア首相は会見で「中国経済は我々に良好な機会を提供する」と強調した。英国は対中投資額が欧州諸国で突出しており、英首相は人権問題などへの言及は極力避けながら、中国との経済関係の強化を狙ったと見られる。
(2006年9月13日23時48分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20060913id23.htm
--------------(引用終了)
同じ頃になるが、大江健三郎が9月8日から15日まで中共を訪問し、小泉首相の靖國参拝に対し「日本と日本の若い世代の将来を最大限に損ねるものだ」と講演した。彼は、南京大虐殺記念館等を見て100回も頭を下げていたらしいが、中共の人権問題について何故コメントしないのか。中共の御用新聞は、「大江氏は日本人の鏡だ」と絶賛していたけれども、彼こそ日本人に珍しいニ枚舌の精神的堕落者であり、日本の恥辱であると思う。
さて、安倍晋三氏、首相になったら早い内に中共訪問するとの噂が流れているが、その時は、メルケル首相に見習って人権問題を強く言うべきだ。内政干渉だと言われたら、2年後のオリンピックに影響するよと伝えれば良い。安倍氏がそう述べて、中共から不快感を示されても、我が国の反・安倍勢力(マスコミを含む)は、決して批判をしないであろう。何しろ、彼らの大半は人権尊重派であるから。
全体にヨーロッパでは、イラン支援、法倫功メンバーの生体臓器摘出、知的所有権無視、チベット・ウィグルでの人権問題、キリスト教徒弾圧について中共批判が強い。問題だらけの中共外交、特に人権無視に関しては国際的<四面楚歌>で、胡錦涛も、温家宝も頭痛がする事であろう。
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独中首相会談:メルケル独首相、中国人権問題を再提起
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【大紀元日本9月16日】メルケル独首相が今年5月の訪中したことを受け、ドイツを訪問の中国・温家宝首相は9月14日にドイツ・ベルリンに到着し、ホルスト・ケーラー大統領と面会後、メルケル首相と1時間の会談を行った。会談後の記者会見で、メルケル首相は中国の人権問題を再提起したことを明らかにした。
メルケル首相は、中国の人権状況を懸念し、特に2008年北京オリンピックの開催にあたり、中国が報道の自由を保障する意義がさらに重要であることを強調した。温首相はこれに対し、「中国は憲法で、人民の基本的権利および自由を保障することについて明確にしている」と語った。しかし、実際に中国国内で現在起きている人権迫害、報道の統制に関する改善承諾は一切なかった。
メルケル首相は5月の訪中で、シュレーダー前首相の対中国外交姿勢とは違い、公的に中国の人権問題を明確に提起し、中国の民主活動家および上海のカトリック教・金魯賢司教と会談した。
メルケル首相は、今回の会談は非常に「開放的」と語り、首相は双方の意見相違の問題について率直な意見交換ができたことに対して、「双方が良好な関係を築く重要な基礎だ」と評価した。
*独中の知識財産権協定を結ぶ
独中の国交は来年で35周年になる。ここ数年間、独・中貿易発展の速度は大幅に成長し、過去2年間の両国間貿易額は700億米ドル(約8兆1900億円)に上った。しかし、ドイツ企業側は、中国側は技術を窃盗する事件が後を絶たないと不満を抱いており、貿易摩擦などの問題があったが、14日付けで知的財産権保護協定が調印されたことから、メルケル首相は記者会見で特別に中国国家知識財産権局およびドイツ特許局に対して歓迎の意を述べた。
*中国はイランを保護
独・中はさらにイランおよびスーダンを含む国際社会が注目している問題について討論を行った。イランは8月31日に国連のウラン濃縮停止要求を拒否してから、中国はイランの核問題に対する態度は国際の注目を集めた。
温首相はこれに対して、制裁は必ずしもイランの核問題を解決できる訳ではないとの見解を示した。温首相は「中共当局はイランの核開発の発展は好まないし、それにより中東和平および国際平和に影響を及ぼしたくない」と語った。さらに、中国はイランに対して「国際社会の関心を重視し、建設的な措置を講じるべき」と語った。
一方、スーダンの動乱局面も国際社会の神経を尖らせる問題。2004年以降、スーダンの内戦による死者はすでに20万人の上り、200万人が離散し、落ち着く場所がなくなっているという。スーダン政府および民兵組織は、反体制派を弾圧したことから、大量虐殺の罪を下された。西側社会は、中共当局は自己利益のためにスーダン政府を庇護し、国連がスーダン問題解決の決議通過を阻害したとして、強く非難した。
スーダンの問題に対して、温首相はベルリンにて国連の平和維持軍に中国軍隊を派遣し、ダルフール地区の安全を維持するか否かは、国連憲章に基づき判断する、もっとも必要は、「アフリカ連盟およびスーダンの同意」を得ることが最重要であるとの意見を示した。実際、少し前に、スーダンのオマル・アル大統領が、一旦国連平和維持部隊がダルフール地区に入れば、スーダン政府はそれを「侵入」とみなすとの声明を発表した。
温首相は14日の午後、ベルリンを出発し帰国した。
(記者・田宇)(06/09/16 08:01)
http://www.epochtimes.jp/jp/2006/09/html/d86048.html
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<鉄の女>メルケル首相の対中姿勢については、これを参照(日本政策研究センターHP)。メルケル氏は、シュレーダー前首相とは異なり、嫌米では無く、はっきりと物を言うタイプの政治家である。
温家宝首相は、上述したようにASEMでも議長国のフィンランドから人権問題に関し厳しい発言を得たが、ドイツを訪問する直前、英国でも人権問題に関する質問攻めにあった。
--------------(引用開始)
中国・温家宝首相が訪英、人権問題などの質問にぶぜん
【ロンドン=本間圭一】中国の温家宝首相は13日、ロンドンでブレア英首相と会談した。
両首脳は会談後の会見でイランの核開発など国際問題に協力して取り組む姿勢を示したが、温首相には人権問題やメディア規制に関する質問が相次ぎ、苦しい対応に追われた。
中国政府は10日、外国通信社の中国国内向けニュース配信について国営新華社通信の許可や審査を義務づける管理規則を施行、欧米の批判を受けており、温首相は「外国メディアへの規制は」と質問されると「外国メディアに対する中国政府の開放政策は不変」と反論。
温首相はヘルシンキでアジア欧州会議(ASEM)に出席した際、人権弾圧の真偽を問われたこともあり、今回も質問にぶぜんとした表情を浮かべた。
一方、ブレア首相は会見で「中国経済は我々に良好な機会を提供する」と強調した。英国は対中投資額が欧州諸国で突出しており、英首相は人権問題などへの言及は極力避けながら、中国との経済関係の強化を狙ったと見られる。
(2006年9月13日23時48分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20060913id23.htm
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同じ頃になるが、大江健三郎が9月8日から15日まで中共を訪問し、小泉首相の靖國参拝に対し「日本と日本の若い世代の将来を最大限に損ねるものだ」と講演した。彼は、南京大虐殺記念館等を見て100回も頭を下げていたらしいが、中共の人権問題について何故コメントしないのか。中共の御用新聞は、「大江氏は日本人の鏡だ」と絶賛していたけれども、彼こそ日本人に珍しいニ枚舌の精神的堕落者であり、日本の恥辱であると思う。
英米以外の地道な国からみた中国は異常のカタマリでしょうからね。