Ed's Slow Life

人生終盤のゆっくり生活をあれやこれやを書き連ねていきます。

転職

2014年03月15日 | Weblog

                  

勤務先の会社の若い社員が今月末で退社する。大手航空会社から転職してき
た高学歴の優秀な人である。日本の会社と違って、管理者側(グループ・マネー
ジャー)からの慰留は全くなかったらしい。個人の考えを尊重する外資系で逢っ
てみれば、驚くには当たらない。


日本の浪花節的感覚からすれば、対応が冷たく感じられのかもしれないが、本
人にしてみれば「決心」はよくよくのことだろうから一旦辞表を出した以上辞めれ
ばよいとEdは思う。慰留されて決心がグラつくようなら、考えが足りなかったとい
うことになるし、第一男らしくない。


職業選択の自由は誰にでもある、とは云うものの現実には学歴とか年齢で次第
に枠は狭められてくる。その上どういう仕事が自分に本当に向いているのか自ら
判る人は極めて少ないものである。Edの個人的な考えではあるが、若いときに
いろいろな仕事を経験するのは決してわるいことではないと思う。大事なことは唯
無闇に転職を繰り返すのではなくて、何か一つ自分にとって最も大切だと思うこと
(筋)を通しておけばよいのではないだろうか。


                       

経験を積んできた人や年寄りの中には、若者が安易に転職することに反対する
ひとが多い。曰く「何処へ行っても人間関係はある」、曰く「一つのことをやり遂げ
ないようでは、何処へ行っても役に立たない」などなど・・・


しかし、若い時は若いときなりによく考え、先を読み、迷い、そして決断をしてい
る。たとえその結果が年上の経験者からすれば分かりきったことであったとして
も。誰だって経験を積み、失敗を重ねて学んでいくわけだから、若いときこそい
ろいろな仕事を経験してみるべきなのだと思う。


若いときから”自分にはこれしかない!”と思えるような好きな仕事に就けた人は
幸せである。学歴社会になり、無理やり気の進まない仕事に就かされることはな
くなった代わり、学校を出てもどんな仕事をしたらよいのか自分でも分からなくなっ
ている人が多い。だから転職によって自分の適正を試してみることは、その人の
将来にとっては有益なのである。


Edは以前から若い人には「転職」を奨める、転職推奨派なのだった。(笑)

                      



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