毎週土曜日の午後1時から、買い物へ行く途中の車の中で、TBSラジオ「久
米宏、ラジオなんですけど」を聞いている。
今日(12月22日)は京都大学教授、火山学者・鎌田浩毅さんとの対談があり、
非常に興味深く拝聴させてもらった。
鎌田教授の話によると、現在日本列島の地殻は活動期に入っており、去年の
東日本大震災では、三陸沖海底で長さ500Kmにわたってプレートの境界が
ヅレたが、それで列島の歪が全て開放されたわけではなく、千葉県房総沖から
東南海にかけてまだ大きな歪が貯まったままであり、この先20~30年の間に
更に巨大な地震と津波が予想される。
今朝の新聞で、政府の地震調査委員会が今後各地で起こりうる震度6弱以上
の巨大地震の確率を予測した地図を改定した、と報じていた。
それによると、Edの住む地域では確率が64%から76%に増した。これによっ
て耐震診断等の防災対策を強化して欲しい、とのことであるが、これから住いを
新築するならともかく、我々のように旧い家に住む貧乏世帯では、もうそんなお
金かける余裕なない。精々水と食料の備蓄やヘルメットでも買って備えるくらい
のことしかできない。
知らなかったけれど、震災後火山も地殻に貯まった歪の影響で、現在活動期に
入っているそうで、全国110ヶ所を要注意火山として観測を強化していくらしい。
まさに日本列島は火山帯の真上に位置していることを実感した。
それにしても、こんなに危険で狭い日本に、原発を既に45基もつくってしまい、
更に新たに建設しようというのだから、狂気の沙汰ではないか!
第二、第三の福島がいつ現実となっても不思議はない。
東日本大震災の規模はM8だったけれど、予想される東南海地震ではM9
クラスとなる可能性があり、その場合の被害の大きさは東日本の10倍くらい
と見込まれ、日本が壊滅状態になるのではないか、と怖れているらしい。
その根拠は、房総沖から南海トラフにかけて700Km以上もの巨大な海洋性
地殻変動(断層)が予想されるからで、大地震、大津波に加えて火山の噴火
が続いて起こると考えられている。
鎌田教授は、20年~30年という予測スパンを考えて、特に若い人たちにこ
の事を知ってもらいたいとの思いから、10代から20代前半の学生を対象に
熱心に講義を続けておられるそうである。
Edは、願わくば”日本沈没”の前に旅立ちたいものであるな・・・//- -;
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