Ed's Slow Life

人生終盤のゆっくり生活をあれやこれやを書き連ねていきます。

新陳代謝

2007年10月19日 | Weblog
戦後60年間、日本の政治は自民党による一党独裁に近い形でづーっと牛耳られてきた。その間経済は発展し世界第二の規模を誇るまでに成長したが、一方で政治は時代の流れに追いついて行けず、私的には経済大国・政治貧困国の態をなしているとしか思えない。このような中、前回行われた参議院選挙で国民は自民党に代わる第一党として民主党を選んだ。二院制の良識の府としての参院に本来の力を与えるべく、これまでの自民党の独走に国民が「NO」を突きつけた、ということである。
この事実に対して新聞、マスコミは概して民主党に辛口、もしくは自民党への同調を促すかのごとき論調が多く、甚だ奇異に感じる。恐らく小沢党首のアフガン支援特措法延長に対する強硬な反対表明に、米艦船への給油活動中止で国際貢献出来なくなる、という短絡的な方程式で心配してのことではあろう。
しかし、国際貢献とさえ云っておけば、直ぐ納得してしまう羊のように大人しい日本国民は、自民党にとっては甚だ御し易いではあろうが、軍艦への給油活動がホントに国際貢献なのか? もっと他にいくらでも役立つ貢献があるんじゃないのか? 政府の言っていることは極めて疑問である。
何もアメリカと袂を分かつ必要はないけれど、何から何までアメリカの言いなりになって後をついていく今の日本は、どこかおかしくないか? 日本の独自外交は一体どこにある?北朝鮮の拉致問題は一向にラチがあかず、ミャンマーでは日本人ジャーナリスト一人が抹殺されても軍事政権に報復措置さえ取らず、日本国民として本当に情けない限りである。政府が何もしてくれなければ、国民の安全は一体誰が守ってくれるのか? こんないい加減な外交をしておいて、軍艦への給油問題だけ国際貢献と大騒ぎするのは辻褄があわない。

ここで我々は良く良く考えなければならない。民主党の主張していることは、特措法延長問題にしろ、度重なる社保庁のズサンな年金問題にしろ、あるいは政治資金の透明性確保の問題にしろ、私的には一々納得できるものであって、むしろ自民党の説明、反論には納得できない。
また民主党にはまだ責任ある政権政党として任せられない、などという人もいるが、その考えも少し変ではないか。人であれ党であれ最初からベテランなど居るわけがない。自民党に見切りをつけた国民が、もし衆議院でも民主党を第一党に選んだ場合は、経験があるなしに拘わらず民主党は政権を担わなくてはならないのである。
今の構図は何だか、力をつけてきた若者を物知り顔の年寄りが、過去の経験則だけに頼って世の中に革新が起きるのを恐れている風でもある。
これまでの自民党政治に任せていては、税金を食い物にする官僚機構の改革も、20年云いつづけている行政改革も一向に進展なく、100年清河を待つに等しい。この辺で国民は勇気を持って過去と決別し、変革を恐れず二大政党政治への枠組みを選択して、先ずは一度民主党に政権を取らせてみたらどうか?
どうせこのまま自民党任せにしておいたら、いずれ日本はダメになる!
座して日本の崩壊を待つより、イチかバチか新しいことにチャレンジするべきじゃない?
みんな目を覚ませ! そして若者(民主党)に一票を!

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2 コメント

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日本沈没 (のりpp-c)
2007-10-20 08:34:34
私は無党派ですが同感!
官僚は私服を肥やし、政治家は選挙中心の議会運営。
国民はそんな人たちに税を納めさせられて、いいかげん目覚まさないけませんね。

近年の学校は何を養育するところ?もっと道徳の時間増やせ!
先生は子供のご機嫌取り、親の顔色うかがって。
学校に子供を任せたら先生に文句言ってはいかん!!
それに修行、勉強に週休二日はないでしょう、学力低下して当然。
学校 (Ed)
2007-10-20 12:48:00
>のりPさん、毎度!

のりPさんに同感!って言ってもらうと、何だか心強いなあ。年とると、いろいろ世の中に文句言いたくなるものなのね(^^!
個人じゃあ新聞もTVも相手にしてくれないから、せめてブログで憂さ晴らし!

あんまりやると嫌われるから、ほどほどにしとこっと。

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