Ed's Slow Life

人生終盤のゆっくり生活をあれやこれやを書き連ねていきます。

めでたくない新年

2015年01月02日 | Weblog

 

去年暮の衆院選挙の結果から些か凹んだ気持ちになり、年賀状にはもう日本の
将来に希望はもてないと書いた。極右メンバーで取り巻きを固めた安倍新内閣
は、どうせロクな事をしないに決まっているが、”キチガイに刃物”、絶大な権力を
握ったからには”尊敬する”ヒットラーに倣って何をしでかすか分かったものではな
い。


政治家や官僚、資本家は我々一般国民を「大衆は無知で愚か」だから・・・と蔑ん
でいるから、格差社会で貧乏人が増えようが、戦争で100万人死のうが彼等にと
っては痛くも痒くもないのだ。

確かに今回の選挙結果をみても、「無知で愚か」と言われても仕方がない。消費
税が上がって消費は落ち込み、雇用は増えても不安定で易い非正規雇用だけ、
大企業と一握りの投資家だけ大儲けし、中小企業の破綻件数は増え、給料は上
がらず物価だけ上がって毎日の生活は汲々としているのに・・・それでも自公が
勝ってしまう不思議! 正しく大衆は「無知で愚か」なのだ。(トホホ・・・)

                                            

世界の資本主義経済はマネー・ゲームで破綻しつつあり、そろそろ終焉を迎えて
世の中が大きく変ろうとしているのに、安倍内閣は未だに右肩上がりの経済成長
ばかり追いかけて、日本を危険な軍需産業国に向かわせようとしている。そのお
先棒を担いで防衛省は武器を低利で資金援助してまで海外(主に東南アジア)へ
輸出あるいは供与しようと画策している。まさに狂気の沙汰、なりふり構わぬ暴走
である。


他国の戦争を通じてでも金儲けをしようという発想がそもそも狂っている。安倍内
閣は全員精神鑑定してもらったほうがよい。血にまみれた札束を握って嬉しそうに
笑っている安倍内閣の面々、大企業経営者、そして僅かばかりのおこぼれを貰っ
ている「無知で愚かな」我々自身の顔を思い浮かべてみるがよい。それでも我々
は右肩上がりの経済に固執するのだろうか・・・


資本主義経済がグローバル化によって今破綻しつつあると警鐘を鳴らしているの
は、フランスの経済学者トマ・ピケティ(21世紀の資本)。グローバル経済を放置
すれば100年前の極端な格差社会に逆もどりする、という主張は世界中の経済
学者から注目され、認められつつあるという。政治家こそこの主張にもっと耳を傾
けるべき時ではないのだろうか。


                                            

とりとめもなく、そんな事を考えながら今朝は6時半ころウォーキングに出た。今日
は2日だから初日ではないけれど、歩き始めて10分ほどして丁度陽が登ってき
た。東の地平線にある雲が金色に縁取られて美しい。世の中はきな臭いがし始め
ているのに、自然は平和そのもの。また新しい年が始まった。


今年も、また飽きもせずEdの戯言が続く。少しでも世の中が良い方へ向かってくれ
ることを願いながら・・・


                   



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