Ed's Slow Life

人生終盤のゆっくり生活をあれやこれやを書き連ねていきます。

脆性破壊

2011年01月18日 | Weblog

                         

金属では一般に柔らかい材質ほど外からの力に対しては一定の範囲内であれば変形によって力を吸収するため強く、堅い材質ほど弾性が減って脆くなるので磨耗や繰り返しに対して強いけれど一定の範囲を超えると壊れ易くなる。人間の皮膚も若いうちは柔らかくて弾力性に富み破れにくいけれど、年取ってくると表面が角質化して硬くなりガサガサにひび割れたりする(・・・アカギレ^^!)

先日来親指の爪の根元にヒビ割れが生じ、割れ目がなかなか塞がらない。僅かな傷なのにシャツのボタンをはめたりジッパーの上げ下ろしの都度チクリとして指に力が入らない。濡れると沁みるし、カットバンを張ると指先が滑りやすくなるし傷口がいつまでも乾かない。始末が悪いよ。

一昨年は踵(かかと)がひび割れて往生した。今は用心して風呂に入る度軽石で擦って角質を薄くしているのでどうにかアカギレが出来ずに助かっている。
子供のころ、ジサマが踵のアカギレにご飯粒を詰め込んでいるのを見たことがあるけれど、あれは一体どういう効果があったのだろうか・・・^^! 割れ目を接着剤で塞ごうという魂胆だったのなら、気持ち的には解らないでもないが、米粒が固まったら反って痛くなりそうである(笑)

表に現れている皮膚だけでなく、目に見えない体の内部も我々年寄りは弾力を失って脆くなっている。筋肉だってだんだん堅くなってくるし骨もちょっとしたことでポキッと折れたりする。痛みを感じる神経があまり走っていない内臓や血管も、ある日突然脆性破壊をおこして本人の予想外にお陀仏になることもあり得る。願わくば”脆性破壊”で気が付いたら死んでた・・・
みたいなのがいいなあ~(笑)