Ed's Slow Life

人生終盤のゆっくり生活をあれやこれやを書き連ねていきます。

羽田国際線ターミナル

2011年01月17日 | Weblog

             

日曜日(16日)、去年開港した国際線ターミナルを見学に羽田空港へ行った。地元成田では羽田が国内線専用空港から国際線へ路線を広げたことで、成田が将来衰退するのでは・・・と心配する向きもある。

朝でがけに雪がチラついていて2,3cm積もっていたから足元に注意しながら駅まで急いで行ったら、案の定電車は遅れて来た^^!しかし我孫子に着くころは雪は止んで都心部は良い天気になった。

             
             

浜松町からモノレールに乗り快速で15分、最初のターミナル駅が新しく開港した国際線である。品川からは京浜急行も来ている(こちらも約15分)から確かに都心からのアクセスの良さは成田の比ではないだろう。それに国際線から国内線への乗り継ぎはターミナル間の移動だけだから、国内路線の便数が少なくて限られている成田に比べて極めて有利である。

現在は未だ国際線といっても東南アジア、中国、韓国が主で欧米路線は数えるほどしかないから、成田に比べてインターナショナルな雰囲気が感じられない。将来もっと国際線の便数が増えてターミナルが拡張されれば、成田は今のままでは衰退してしまうかもしれない。

ロンドンには一番大きなヒースロー(世界への玄関口)と、2番目に大きいガトウィック(欧州線主体)、そして格安航空会社主体のステンステッドの3空港あって夫々上手く住み分けしているように見える。
日本は国の航空行政がデタラメで国家戦略もなにもないからテンデン・バラバラ、地方空港は採算無視でめったやたらに造ってしまったから客は閑古鳥で運営も覚束ない。日本がモタモタしている間に韓国やシンガポール、中国など遅れてきた国々が今や立派なハブ空港を完成させている。成田も羽田も世界の表玄関としては小さくてひどく見劣りがする。

ちょっと小粋な江戸時代風街並みのショッピング・モールもいいけれど、もっと羽田と成田の将来的な位置付け、役割分担などが見えるような骨太の提案や計画はないのだろうか?戦略らしきものがまるで見えてこない今の内閣では期待するほうがムリか^^!

屋上の展望台に上がってみた。周りは目の細かいフェンスで囲まれてしまって視界が邪魔されロクに写真も撮れない。流石に気が咎めたかフェンスの数箇所に申し訳程度カメラのアクセス用小窓を開けてあるが、殆んど用をなさない。何でこんな無粋なフェンスで折角の展望台をぐるり目隠ししなければならないのだろうか・・・?

ま、羽田もハブ空港化するにはいかにも狭い!それに東京の空域は米軍に広く管理されていて民間機が自由に飛べる空域はかなり狭
められているとか。国の防衛がらみで未だに日本の表玄関に空の自由がないなんて何かおかしいんじゃないのかぇ!?