Ed's Slow Life

人生終盤のゆっくり生活をあれやこれやを書き連ねていきます。

将監川

2011年01月11日 | Weblog

                  
                  

Jinさんからもらった山本周五郎小説全集27(葦は見ていた/新潮社)がそろそろ読み終えるので、隣り町の小林図書館へ行ってみようと思い立った。外は日差しはあるものの少し風があって、しかも冷たい。歩いても10分あまりだから散歩がてら将監川沿いの遊歩道を東へ行き大橋を渡った。

我が住宅団地はウォーター・フロントという言葉が流行ったころ、将監川の北側堤に沿って造成された450戸ばかりの細長い小規模住宅地で、団地の西の端から東の端までおよそ1.5キロに亘って川沿いに遊歩道がある。
将監川はその昔利根川の本流だったらしいが、現在の利根川はここから1.5キロほど北を流れていて、将監川は”川”というより両端が水門で閉ざされて水位が上下するだけの細長い池のようになっている。嘗てはヘラ鮒の名所と言われた川だけれど今では外来の草魚のような大きな魚が巾を利かせている。週末になると朝早くから釣り人の車が路上駐車して近所の道路は走りにくくなる。

近年水質が悪化して(冨栄養化して)いるせいか水草が巨大な動く島のような態をなしており、青サギなどがよく羽を休めている。一見長閑に見えるけれどここに長く住んでいる我々にとっては巨大な水草の塊は目障りこの上ない。20年前には無かったものだし、片付けようにも簡単にはいかずなかなか厄介な代物なのだそうである。

橋の袂から遊歩道を逸れて橋を渡り、国道を横切って100メートルほど先にある図書館に着いた。ありゃりゃ・・・お休みだっ!考えてみたら10日は休日だった。チェッ!