「こんにちわッ、テディちゃでス!
うゥむゥ、さくらもォいいけどォ~」
「がるる!ぐるるがる!」(←訳:虎です!水仙もいい!)
こんにちは、ネーさです。
ソメイヨシノの華やかさに目を奪われがちなこの季節ですが、
路地に何気なく咲いているスイセンの美しさも格別ですね。
春だ!と身に沁みて感じた本日の読書タイムは、
サクラの華も、スイセンの美も持ち合わせる
話題のノンフィクション作品に登場いただきましょう。
さあ、こちらを、どうぞ~♪
―― ヒトとイヌがネアンデルタール人を絶滅させた ――
著者はパット・シップマンさん、原著は2015年に、
画像の日本語版は2015年12月に発行されました。
英語原題は『THE INVADERS:How Humans and Their Dogs Drove Neanderthals to Extinction』、
前回記事では山岳救助イヌたちが活躍する小説作品
『ブロッケンの悪魔』を御紹介しましたけれども、
ええ、ここで“ワンコつながり”発動です。
この御本で、主役とも準主役ともいえる
重要な役どころを務めるのは、
現代のイヌたちの祖先――
オオカミです。
「がるるッ! くまのォ、てきィでス!」
「ぐるるがるぐるっ!」(←訳:虎とも仲が悪いっ!)
そうね、
ペンシルヴァニア州立大学名誉教授にして
古人類学の専門家である著者・シップマンさんも
同じように考えたのかもしれません。
もしも、現生人類の祖先が、
野生の生物たちと仲がよろしくない=天敵である存在と
生活をともにしたら?
そこに何が起こるのか?
「えーとォ、たぶんッ?」
「がるる?」(←訳:大変動?)
2009年、
シップマンさんは或る論文に興味を惹かれました。
イヌの家畜化が始まったのは、
約3万2000年前のことだと示唆する報告――
イヌの家畜化は
およそ1万4000年前あたりから始まった、
と考えられていたそれまでの学説を覆す、
衝撃的な論文でした。
「たしかにィ、しょうげきてきィ!」
「ぐるるがるるるるぅ!」(←訳:数字が違いすぎるぅ!)
イヌの祖先とされるオオカミイヌが
早くから現生人類の祖と共生していた事実は、
他の学説をも変え得るかもしれない……
ヒトの祖とイヌの祖が手を組めば、
周辺の生態系に影響を与えないはずはない、のだから。
「でスよねッ!」
「がっるぐるるがるる!」(←訳:きっと何かが変わる!)
先日ご紹介した『ネアンデルタール人は私たちと交配した』でも
論じられていましたように、現在、
現生人類とネアンデルタール人の生存が
重なる時代・場所があったのは確実とされています。
現生人類とネアンデルタール人の共存は、
なぜ、適わなかったのか――
シップマンさんが考えたのは
“侵入”という事象です。
御本の原題にもなっている侵入者……
『THE INVADERS』とは、
ヒトか、
イヌか、
或いは他の生物や、
何らかの現象なのか。
「まだまだァつづくゥ!」
「ぐるがる!」(←訳:真相解明!)
昨今の古生物学や考古学は、
物理や数学よりも猛スピードで突き進んでいるようです。
なぜヒトは生き残り、
なぜネアンデルタール人は絶滅したのか。
そこにイヌは、どう関与したのか。
いや、絶滅ではなく融和だったのか?
今後、ゲノムや遺伝子の研究は、
私たちにどんな事実を教えてくれるのか?
「さッぱりィ、よそうできませんッ!」
「がるるぐるるる!」(←訳:何でもありそう!)
ミステリ小説よりも謎に満ちたこの御本、
スパイ小説好きさんにもおすすめしたいほど
緊迫度がひしひし!
スリル&サスペンスがお好きな方々も、
ぜひ、一読を♪
うゥむゥ、さくらもォいいけどォ~」
「がるる!ぐるるがる!」(←訳:虎です!水仙もいい!)
こんにちは、ネーさです。
ソメイヨシノの華やかさに目を奪われがちなこの季節ですが、
路地に何気なく咲いているスイセンの美しさも格別ですね。
春だ!と身に沁みて感じた本日の読書タイムは、
サクラの華も、スイセンの美も持ち合わせる
話題のノンフィクション作品に登場いただきましょう。
さあ、こちらを、どうぞ~♪
―― ヒトとイヌがネアンデルタール人を絶滅させた ――
著者はパット・シップマンさん、原著は2015年に、
画像の日本語版は2015年12月に発行されました。
英語原題は『THE INVADERS:How Humans and Their Dogs Drove Neanderthals to Extinction』、
前回記事では山岳救助イヌたちが活躍する小説作品
『ブロッケンの悪魔』を御紹介しましたけれども、
ええ、ここで“ワンコつながり”発動です。
この御本で、主役とも準主役ともいえる
重要な役どころを務めるのは、
現代のイヌたちの祖先――
オオカミです。
「がるるッ! くまのォ、てきィでス!」
「ぐるるがるぐるっ!」(←訳:虎とも仲が悪いっ!)
そうね、
ペンシルヴァニア州立大学名誉教授にして
古人類学の専門家である著者・シップマンさんも
同じように考えたのかもしれません。
もしも、現生人類の祖先が、
野生の生物たちと仲がよろしくない=天敵である存在と
生活をともにしたら?
そこに何が起こるのか?
「えーとォ、たぶんッ?」
「がるる?」(←訳:大変動?)
2009年、
シップマンさんは或る論文に興味を惹かれました。
イヌの家畜化が始まったのは、
約3万2000年前のことだと示唆する報告――
イヌの家畜化は
およそ1万4000年前あたりから始まった、
と考えられていたそれまでの学説を覆す、
衝撃的な論文でした。
「たしかにィ、しょうげきてきィ!」
「ぐるるがるるるるぅ!」(←訳:数字が違いすぎるぅ!)
イヌの祖先とされるオオカミイヌが
早くから現生人類の祖と共生していた事実は、
他の学説をも変え得るかもしれない……
ヒトの祖とイヌの祖が手を組めば、
周辺の生態系に影響を与えないはずはない、のだから。
「でスよねッ!」
「がっるぐるるがるる!」(←訳:きっと何かが変わる!)
先日ご紹介した『ネアンデルタール人は私たちと交配した』でも
論じられていましたように、現在、
現生人類とネアンデルタール人の生存が
重なる時代・場所があったのは確実とされています。
現生人類とネアンデルタール人の共存は、
なぜ、適わなかったのか――
シップマンさんが考えたのは
“侵入”という事象です。
御本の原題にもなっている侵入者……
『THE INVADERS』とは、
ヒトか、
イヌか、
或いは他の生物や、
何らかの現象なのか。
「まだまだァつづくゥ!」
「ぐるがる!」(←訳:真相解明!)
昨今の古生物学や考古学は、
物理や数学よりも猛スピードで突き進んでいるようです。
なぜヒトは生き残り、
なぜネアンデルタール人は絶滅したのか。
そこにイヌは、どう関与したのか。
いや、絶滅ではなく融和だったのか?
今後、ゲノムや遺伝子の研究は、
私たちにどんな事実を教えてくれるのか?
「さッぱりィ、よそうできませんッ!」
「がるるぐるるる!」(←訳:何でもありそう!)
ミステリ小説よりも謎に満ちたこの御本、
スパイ小説好きさんにもおすすめしたいほど
緊迫度がひしひし!
スリル&サスペンスがお好きな方々も、
ぜひ、一読を♪
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