テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

タマゴとピヨピヨ。

2015-06-13 21:38:33 | ミュゼ
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 すいかにィ、ぶどうッ!」
「がるる!ぐるる!」(←訳:虎です!桃もね!)

 こんにちは、ネーさです。
 初夏はサクランボの季節……と思ったら、
 お店にはもうデラウェアが?小玉スイカが?白桃が?
 うわあ、大好きなアメリカンチェリーはもうなくなっちゃうの?
 と焦ってしまう週末です。
 本日は、こちらの美味しい果物、じゃなくて、
 展覧会情報を、どうぞ~!

  



           ―― 絵の始まり 絵の終わり ――



 東京都小平市の武蔵野美術大学美術館 展示室3、4、アトリウム2にて、
 会期は2015年5月25日~8月16日(日曜と祝日休館、ただし6/14、7/20、8/16は特別開館)、
 『下絵と本絵の物語』と日本語副題が、
 『Paintings Beginnings and Endings』と英語題名が付されています。

「したえェ、ッていうのはァ~」
「ぐるるがる!」(←訳:下書きだね!)

  

 下書き、よりも、もう一歩進んで、
 本絵の構成を確定したものが下絵、でしょうか。

 この、下絵ってヤツがね、
 実に怖ろしいものなのよ。

「おッ、おそろしィ……?」
「がるるぐる?」(←訳:恐怖のモト?)

 下絵の怖ろしさは、
 絵画の制作の過程が分かっちゃう、ということろにあります。

 仕上がった作品とは、
 線の位置がわずかに違う。
 人物の顔の角度が、
 髪型が違う。
 
 もともとは、こうじゃなかった。
 それを画家さんは、試行錯誤しながら、
 少しずつ整え、或いは大きく変更していった。

 そういう過程が、全部見えてしまうのが、下絵の怖ろしさ。

「いちもくゥりょうぜんッ?」
「ぐるぐるっ!」(←訳:バレバレっ!)

  

 日本画における本画とされるもの以外の下図・素描・草稿などを
 展示の主題とするこの展覧会では、
 狩野家模本、
 河鍋暁斎さん、
 竹内栖鳳さん、
 村上華岳さん他、
 16世紀末から近世、現代の画家さんの下絵が展示されます。

 完成された作品だけじゃ満足できない!
 立派なニワトリになる以前のピヨピヨちゃん、
 そのもっと前のタマゴちゃんも観たい!
 そうお考えのアートマニアさんに
 おすすめの展覧会ですよ♪

「ぴよぴよッ?」
「がるるぅ?」(←訳:たまごぉ?)

 西武国分寺線『鷹の台』駅より徒歩18分、
 もしくは、
 JR中央線『国分寺』駅からバスで20分、と
 都心からはちょっと離れておりますので、
 時間に余裕をもってお出掛けを♪




    では、ここで週末のオマケ画像を、じゃじゃん!
   
    JR八王子駅改札そばで出会ったのは、
    東京の北多摩にある
    秋川渓谷をPR中のゆるキャラちゃん、
    《森っこサンちゃん》たち。
   「おおッ? かッぱちゃんッ??」
   「ぐるるがるる!」(←訳:笑顔が眩しい!)
   秋川渓谷は、キャンプ場があることで知られています。
   アートよりもアウトドアだ!という御方は、
   こちらへお出掛けしましょ~♪♪


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