テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

― 海と谷の旅人 ―

2014-05-16 21:33:51 | ブックス
「こォ~んにちわッ、テディちゃでス!
 にょろにょろッ♪」
「がるる!ぐるるがっる!」(←訳:虎です!ハンドバッグ!)

 こんにちは、ネーさです。
 さあ、さすらいの旅に出るのだ!
 じゃなくて、えーと、今日も読書タイムなのだ!ってことで、
 本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪

  



       ―― ムーミンを生んだ芸術家 トーヴェ・ヤンソン ――



 著者は冨原眞弓(とみはら・まゆみ)さん、編者は芸術新潮編集部の皆さん、
 2014年4月に発行されました。
 『芸術新潮』2009年5月号の特集《ムーミンを生んだ芸術家 トーベ・ヤンソンのすべて》を
 再編集・増補したものがこの御本、なんですよ。

「もうゥッ、だァ~いにんきィなのでスゥ!」
「ぐるるがる!」(←訳:みんな行列!)

 GWに銀座で開催されたムーミン展の人気は
 すごい、というより、凄まじかったらしく、
 入場まで4時間待ち!な日もあったと聞きます。

 銀座での展覧会は終了しましたが、
 今年2014年は
 以前にもお伝えしましたように、
 トーヴェ・ヤンソンさん生誕100年の記念の年!
 秋にはまた、ヤンソンさんの作品の展覧会が
 日本の各地を巡回するそうですね。

「いいなァ~♪♪」
「がるる!」(←訳:観たい!)

 この御本では、まさに、

    ああ実物を見てみたい!

 と思わせるヤンソンさんの画業が紹介されています。

 御本の前半では、
 《ムーミン》シリーズの挿絵画を中心に。
 そして後半では、
 ヤンソンさんの生い立ち、孤島での暮らしぶり、
 油彩作品、雑誌や絵本のお仕事の図版資料も掲載されていて――

「あッ! これはァ!」
「ぐるるっ!」(←訳:アリスだっ!)
「ほびッとだァ!」

 ええ、そうなんです♪
 1966年刊行のスウェーデン版『不思議の国のアリス』、
 1973年刊行のフィンランド版『ホビットの冒険』の挿絵を
 ヤンソンさんは制作しているんです!

 私ネーさ、ヤンソンさん画『アリス』の複製本を
 拝見したことがあるんですけど、
 ステキにファンタジックでしたよお~♪

「そッちもォ、いいなァ~♪♪」
「がるるぅ!!」(←訳:観たいぃ!!)

 秋の展覧会ではヤンソンさんの原画は公開されるでしょうか?
 それまで楽しみに待ちながら、
 ファンの皆さまは
 素晴らしいモノクロ画挿絵に見入ってくださいね。
 御本のアートディレクション担当の祖父江慎さんと
 ブックダザイン担当の福島よし恵さんの合作?かしら、
 本文P33~37のムーミン谷の地図(見開きになってます!)は
 必見の傑作です!!


 
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