テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

感涙の、ねこはい。

2014-12-16 21:36:15 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでスッ!
 ひたすらァ、かさねぎッ!」
「がるる!ぐるるがる!」(←訳:虎です!着膨れです!)

 こんにちは、ネーさです。
 今日のような寒さを乗り切るには、
 極暖ヒートテック×極暖ヒートテックの重ね着。
 でなければパタゴニアか、ブレスサーモもいいわね♪
 充分に着膨れたら、さあ、本日の読書タイムは
 こちらの《俳句》本を、どうぞ~! 

  



               ―― ねこはい ――



 著者は南伸坊(みなみ・しんぼう)さん、2013年7月に発行されました。
 『ねこはい』……?
 『吾輩は猫である』にひっかけて『ねこはい』なのかしら……?
 と、お考えの貴方、違います。
 『ねこはい』とは――

「にゃんこのォ、はいくゥ~!」
「ぐるがっるがるるるるるぐるるる!」(←訳:猫が作った俳句だからねこはい!)

 御本のまえがきには、こう記されています。

    ねこはいは
    ねこが はいくを
    つくるので
    ねこはいです

 ね?
 ねこはい、でしょ?
 でもしかし、この次の行では……

    ほんとは ぼくが
    つくりました
    じぶんが ねこだったら
    どんなかな とおもって
    つくったので
    ほぼ ねこはい

「てへへッ♪」
「がるる♪」

 著者・南伸坊さん、早々にカミングアウトしちゃってますが、
 ねこ気分でヒネった“ほぼねこはい”、
 句ごとに伸坊さんの画が添えられて、
 それはもう、微笑ましくも麗しい画句集となりました。

 四季折々、
 白ちゃんやら三毛ちゃんやら真っ黒ちゃんやら
 句才ゆたかなネコちゃんたちが
 ぽろりとつぶやくのは、
 味わい深く、
 素朴で気取りのない、こころもよう。

  ―― あすはれて ほしきひとあり てるぼうず ――

  ―― ひだまりで まんぷくである ごーしちご ――

「むゥ! なんかァ、ものたりないィでス!」
「ぐるがるるるるる!」(←訳:画が足りないんだ!)

 そうねー、そうなのよねー、
 伸坊さんの画と一緒に見て/読んでみなくちゃ、
 “ねこはい”の良さは伝わらないのよね。

 ですから、活字アニアの皆さまには、
 ぜひ!書店さんや図書館で
 『ねこはい』の御本を手に取って、
 御自分でページを捲り、
 画を眺めつつ、
 “ねこはい”を口遊んでいただきたい、のですけれど……

 ここで朗報です!

「よいィおしらせッ♪」
「がるっ♪」(←訳:わはっ♪)

 “ねこはい”が、カレンダーになりました!

 きっと、ネコ好きさんたちにあまりにも好評だったのね、『ねこはい』!
 大判のカレンダーになって、
 現在、2015カレンダー売り場に並んでいます。
 ひと月に、
 “ねこはい”ひとつ、画もひとつ
 (一葉や一枚ではなく、ひとつ、といいたくなる画なのです)。

 
 ぐっと来ます。
 ぐいぐい、じわじわ、ふんわり、と来ます。
 何度読み返しても、飽きません。

「ねこはいィ、まじッくゥ!」
「ぐるがるるる!」(←訳:ねこミラクル!)

 まだカレンダー買ってないなぁ~…
 という御方は、お近くの書店さんや文具店さん、
 ショッピングセンターなどのカレンダー売り場へ行ってみてくださいね。
 貴方の宝物になるかもしれない
 『ねこはい2015カレンダー』、
 もちろん御本の方の『ねこはい』も、
 激おすすめです!
 



 
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 読めば騒然? | トップ | チビっ子よりも、大人さんに。 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブックス」カテゴリの最新記事