「こんにちわッ、テディちゃでス!
きょうもォ~たびィじたくゥ~!」
「がるる!ぐるがる!」(←訳:虎です!出発です!)
こんにちは、ネーさです。
8月最後の週末の読書タイムは、
前回記事に続いて、
《旅》がテーマですよ。
さあ、こちらを、どうぞ~♪
―― お一人さま 逃亡温泉 ――
著者は加藤亜由子(かとう・あゆこ)さん、
2021年7月に発行されました。
『身も心も浄化する旅!』
と副題が付されています。
前回記事で御紹介しました
標野凪さん著『占い日本茶カフェ《迷い猫》』は
フィクション作品でしたが、
こちらはノンフィクショナルな
温泉巡りのガイドブックですよ♫
しかも――
「おひとりィさまッ?」
「ぐるがるるる!」(←訳:温泉ひとり旅!)
あのぉ、
同伴者はいません、
ええ、ひとり、なんです。
と、温泉旅館さんへ宿泊の申込みをしても、
体よく断られてしまうことは、
まあ珍しくはありませんよね。
ただ、全部が全部、じゃありません。
ひとり旅ウェルカム!
と受け入れてくださる旅館さんもあります。
「うんうんッ♪」
「がるるる~る!」(←訳:ありがた~い!)
加藤さんが掲げる
《お一人さま逃亡温泉の旅》心得は、5箇条。
心得一『がんばらない。
誰にも気を遣わない』
心得二『したいようにする。
行きたくないときは、無理して行かない』
心得三『気取らない。
お財布にも無理はさせない』
心得四『観光地は避ける。
これ以上、人に疲れてどうする』
心得五『温泉選びは湯質を重視。
名湯こそ、心身を浄化してくれる』
「むむむッ! わきゃるゥ~!」
「ぐるるがるぐる!」(←訳:ホントその通り!)
5つの心得をひしと抱きしめ、
訪ね歩くは、
絶景温泉、
ほっこり宿温泉、
美容温泉、
激熱温泉、
地元共同湯……
あ、活字マニアとして
ハッとさせられるのは
読書温泉、ですね。
群馬県の霧積(きりづみ)温泉――
この地を一躍有名にしたのは、
西條八十(さいじょう・やそ)さんの『帽子』です。
『母さん、僕のあの帽子、
どうしたでせうね?』
という、
魔法のような名詩……。
それにね、
霧積温泉の金湯(きんとう)館さんには、
明治憲法を草案した部屋もあるんですって。
「こっちもォ、よさそうゥ!」
「がるるるぐる!」(←訳:神奈川の温泉!)
神奈川県厚木市の、
七沢(ななさわ)温泉。
創業160年の老舗旅館・福元館さんは、
かつて、或る作家さんの
“隠れ家“でした。
特高警察に追われ、
29歳の若さで世を去ったそのひとは、
小林多喜二さん。
福元館の3代目館主さんと女将さんは、
小林多喜二さんを長く匿い、
執筆活動の力添えもした
有志家さんだったのです。
「そんなことがッ……!」
「ぐるるるっる!」(←訳:知らなかった!)
深い山の中。
静かな川べり。
シュワシュワと泡立つ炭酸泉で、
お肌と心をツルスベに。
美味しい温泉粥で、
お腹もホカホカに。
ひとり旅好きな方々にも、
温泉好きな方々にも、
おすすめの一冊です。
いつかお出掛けする日を夢見つつ、
ぜひ、手に取ってみてくださいな♫
きょうもォ~たびィじたくゥ~!」
「がるる!ぐるがる!」(←訳:虎です!出発です!)
こんにちは、ネーさです。
8月最後の週末の読書タイムは、
前回記事に続いて、
《旅》がテーマですよ。
さあ、こちらを、どうぞ~♪
―― お一人さま 逃亡温泉 ――
著者は加藤亜由子(かとう・あゆこ)さん、
2021年7月に発行されました。
『身も心も浄化する旅!』
と副題が付されています。
前回記事で御紹介しました
標野凪さん著『占い日本茶カフェ《迷い猫》』は
フィクション作品でしたが、
こちらはノンフィクショナルな
温泉巡りのガイドブックですよ♫
しかも――
「おひとりィさまッ?」
「ぐるがるるる!」(←訳:温泉ひとり旅!)
あのぉ、
同伴者はいません、
ええ、ひとり、なんです。
と、温泉旅館さんへ宿泊の申込みをしても、
体よく断られてしまうことは、
まあ珍しくはありませんよね。
ただ、全部が全部、じゃありません。
ひとり旅ウェルカム!
と受け入れてくださる旅館さんもあります。
「うんうんッ♪」
「がるるる~る!」(←訳:ありがた~い!)
加藤さんが掲げる
《お一人さま逃亡温泉の旅》心得は、5箇条。
心得一『がんばらない。
誰にも気を遣わない』
心得二『したいようにする。
行きたくないときは、無理して行かない』
心得三『気取らない。
お財布にも無理はさせない』
心得四『観光地は避ける。
これ以上、人に疲れてどうする』
心得五『温泉選びは湯質を重視。
名湯こそ、心身を浄化してくれる』
「むむむッ! わきゃるゥ~!」
「ぐるるがるぐる!」(←訳:ホントその通り!)
5つの心得をひしと抱きしめ、
訪ね歩くは、
絶景温泉、
ほっこり宿温泉、
美容温泉、
激熱温泉、
地元共同湯……
あ、活字マニアとして
ハッとさせられるのは
読書温泉、ですね。
群馬県の霧積(きりづみ)温泉――
この地を一躍有名にしたのは、
西條八十(さいじょう・やそ)さんの『帽子』です。
『母さん、僕のあの帽子、
どうしたでせうね?』
という、
魔法のような名詩……。
それにね、
霧積温泉の金湯(きんとう)館さんには、
明治憲法を草案した部屋もあるんですって。
「こっちもォ、よさそうゥ!」
「がるるるぐる!」(←訳:神奈川の温泉!)
神奈川県厚木市の、
七沢(ななさわ)温泉。
創業160年の老舗旅館・福元館さんは、
かつて、或る作家さんの
“隠れ家“でした。
特高警察に追われ、
29歳の若さで世を去ったそのひとは、
小林多喜二さん。
福元館の3代目館主さんと女将さんは、
小林多喜二さんを長く匿い、
執筆活動の力添えもした
有志家さんだったのです。
「そんなことがッ……!」
「ぐるるるっる!」(←訳:知らなかった!)
深い山の中。
静かな川べり。
シュワシュワと泡立つ炭酸泉で、
お肌と心をツルスベに。
美味しい温泉粥で、
お腹もホカホカに。
ひとり旅好きな方々にも、
温泉好きな方々にも、
おすすめの一冊です。
いつかお出掛けする日を夢見つつ、
ぜひ、手に取ってみてくださいな♫