「こんにちわッ、テディちゃでス!
ふゥ~…もうゥいくつゥねるとォ~」
「がるる!ぐるるがる~!」(←訳:虎です!新年よ来い~!)
こんにちは、ネーさです。
2021年はたいへんな出来事が多過ぎて、
福々しい新年がササッと来てくれないかしら?
と夢想してしまいますね。
いや、せめて穏やかな秋が来てくれれば……
などと願いつつ、
さあ、読書タイムです。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪
―― クイーンズ・ギャンビット ――
著者はウォルター・テヴィスさん、
原著は1983年に、
画像の日本語版は2021年7月に発行されました。
英語原題は『THE QUEEN'S GAMBIT』、
Netflixで大ヒットとなった同名ドラマ作品の
原作小説です。
「すんごいィ~めぢからッ!」
「ぐるがるるる!」(←訳:CGみたいだ!)
ええ、そうなのようね、
ドラマの宣伝用画像を目にしたとき、
私ネーさも息を呑みましたよ。
なんという顔立ちの女優さんでしょう!
CGみたいな大きな瞳だけれど、
もちろん、生身の俳優さんよね?
いったいどんな物語の、
どんな役どころなんでしょうか……?
「それはァ、ごらんのォとおりィ~」
「がぅる!」(←訳:チェス!)
8歳の少女、
エリザベス・ハーモンさん――
通称ベスさんは、
交通事故で母を喪いました。
家を失った彼女の行き場は、
孤児院しか有りません。
言うまでもなく、そこは、
楽園などではなく。
「つらいィことばかりィ~…」
「ぐるるがるる……」(←訳:毎日が苦しい……)
『小公女』のセーラさんは、
帰って来た父親によって
救い出されました。
が、ベスさんには、
彼女を救いに来てくれる父親はいません。
代わりに
彼女を救ってくれるのは。
チェス。
「べんきょうゥしたのでス!」
「がるるるる!」(←訳:全身全霊で!)
孤児院の地下にあるボイラー室で、
用務員のシャイベルさんから
チェスの初歩を教わり、
すっかりチェスの虜となったベスさん。
チェス好きが高じて、
孤児院の教師たちと
ひと悶着おこしたりしますが、
そうこうするうち、
チャンスが……!
「あらわれェましたよゥ!」
「ぐるがる!」(←訳:里親さん!)
幸いにも、
ベスさんはウィートリー夫人のもとへ
引き取られ、
孤児院からの”脱出”が叶いました。
いえ、叶ったと思ったのですけれど。
ウィートリー夫人の興味は、
ベスさん個人に向けられたものでは
なかったようです。
夫人の興味は、
孤児の里親になったことで
政府から支給される金銭……?
「あううゥ~…!」
「がるぐる……!」(←訳:出口なし……!)
出口は、あります。
チェス。
白と黒の小さな駒たちが、
ベスさんに囁きます。
地区チャンピオンに。
州のチャンピオンに。
そして、全米選手権をも勝ち抜いたら。
「さらにィ~おおぶたいィ!」
「ぐるるるるがる!」(←訳:欧州王者と決戦!)
冷戦の只中、
女性がチェスをするなど
まったく歓迎されぬ時代、
キングに、
クイーンに、
ルークやビショップたちに導かれ、
ベスさんが辿り着く場所は。
主演女優アニャ・テイラー=ジョイさんに、
まさか37年後にドラマ化されて
世界配信されることになろうとは
予想もしなかった?原作者テヴィスさんに、
心から拍手を送りたくなる一冊です。
ドラマファンの方々も、
チェス好きな方々も、
ぜひ手に取ってみてくださいね~♪
ふゥ~…もうゥいくつゥねるとォ~」
「がるる!ぐるるがる~!」(←訳:虎です!新年よ来い~!)
こんにちは、ネーさです。
2021年はたいへんな出来事が多過ぎて、
福々しい新年がササッと来てくれないかしら?
と夢想してしまいますね。
いや、せめて穏やかな秋が来てくれれば……
などと願いつつ、
さあ、読書タイムです。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪
―― クイーンズ・ギャンビット ――
著者はウォルター・テヴィスさん、
原著は1983年に、
画像の日本語版は2021年7月に発行されました。
英語原題は『THE QUEEN'S GAMBIT』、
Netflixで大ヒットとなった同名ドラマ作品の
原作小説です。
「すんごいィ~めぢからッ!」
「ぐるがるるる!」(←訳:CGみたいだ!)
ええ、そうなのようね、
ドラマの宣伝用画像を目にしたとき、
私ネーさも息を呑みましたよ。
なんという顔立ちの女優さんでしょう!
CGみたいな大きな瞳だけれど、
もちろん、生身の俳優さんよね?
いったいどんな物語の、
どんな役どころなんでしょうか……?
「それはァ、ごらんのォとおりィ~」
「がぅる!」(←訳:チェス!)
8歳の少女、
エリザベス・ハーモンさん――
通称ベスさんは、
交通事故で母を喪いました。
家を失った彼女の行き場は、
孤児院しか有りません。
言うまでもなく、そこは、
楽園などではなく。
「つらいィことばかりィ~…」
「ぐるるがるる……」(←訳:毎日が苦しい……)
『小公女』のセーラさんは、
帰って来た父親によって
救い出されました。
が、ベスさんには、
彼女を救いに来てくれる父親はいません。
代わりに
彼女を救ってくれるのは。
チェス。
「べんきょうゥしたのでス!」
「がるるるる!」(←訳:全身全霊で!)
孤児院の地下にあるボイラー室で、
用務員のシャイベルさんから
チェスの初歩を教わり、
すっかりチェスの虜となったベスさん。
チェス好きが高じて、
孤児院の教師たちと
ひと悶着おこしたりしますが、
そうこうするうち、
チャンスが……!
「あらわれェましたよゥ!」
「ぐるがる!」(←訳:里親さん!)
幸いにも、
ベスさんはウィートリー夫人のもとへ
引き取られ、
孤児院からの”脱出”が叶いました。
いえ、叶ったと思ったのですけれど。
ウィートリー夫人の興味は、
ベスさん個人に向けられたものでは
なかったようです。
夫人の興味は、
孤児の里親になったことで
政府から支給される金銭……?
「あううゥ~…!」
「がるぐる……!」(←訳:出口なし……!)
出口は、あります。
チェス。
白と黒の小さな駒たちが、
ベスさんに囁きます。
地区チャンピオンに。
州のチャンピオンに。
そして、全米選手権をも勝ち抜いたら。
「さらにィ~おおぶたいィ!」
「ぐるるるるがる!」(←訳:欧州王者と決戦!)
冷戦の只中、
女性がチェスをするなど
まったく歓迎されぬ時代、
キングに、
クイーンに、
ルークやビショップたちに導かれ、
ベスさんが辿り着く場所は。
主演女優アニャ・テイラー=ジョイさんに、
まさか37年後にドラマ化されて
世界配信されることになろうとは
予想もしなかった?原作者テヴィスさんに、
心から拍手を送りたくなる一冊です。
ドラマファンの方々も、
チェス好きな方々も、
ぜひ手に取ってみてくださいね~♪