「こんにちわッ、テディちゃでスゥ!
じだいィはァ、いまァ、たんていィ??」
「がるる!ぐるるっるるる!」(←訳:虎です!競い合ってるね!)
こんにちは、ネーさです。
全世界で大ヒット中の映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』、
その牙城を脅かすのは、探偵となったピカチュウくんと、
小学生になっちゃった高校生探偵?
ならば本日の読書タイムにも
名探偵さんに登場していただきましょう♪
さあ、こちらを、どうぞ~!
―― 赤い館の秘密 ――
著者はアラン・アレキサンダー・ミルンさん、
原著は1921年に、画像の新訳版は2019年3月に発行されました。
英語原題は『THE RED HOUSE MYSTERY』、
日本ではあの江戸川乱歩さんが
《探偵小説黄金時代のベスト10》の一冊として選んだことでも知られる
“古き佳き時代”の名作ミステリです。
「もォひとつゥ、ゆうめいィ~なのはッ!」
「ぐるがる!」(←訳:作者さん!)
ええ、そうですね、
A・A・ミルンさんは
『くまのプーさん』の著者さんとして
あまりといえばあまりにも有名な作家さんです。
ただ、『くまのプーさん』が刊行されたのは
1926年のことでしたから、
こちらの『赤い館の秘密』の方が、
先に世に出た、ということになりますね。
「でもォ、きょうつうゥてんッ、ありまス!」
「がるるるるるるぐるるる!」(←訳:イングランドの田園地帯!)
《プーさん》シリーズの舞台は、
イングランド南部に実在する
サセックス州のアッシュダウンの森であると言われています。
そして、こちら『赤い館』の立地も、
首都ロンドンからは離れたのどか~な田園で……
ややッ?
「あれはッ?!?」
「ぐるるぅ!」(←訳:銃声だぁ!)
赤い館に滞在中の友人を訪ねてようと、
田舎道をてくてく歩いていた
アントニー・ギリンガムさんの耳にも
その音は届きました。
そう、ここは田舎なんですもの、
猟銃で畑を荒らすウサギを撃っているのか、
でなければ自宅の敷地内で射撃の練習をしてる、
ってことも有り得ます、が。
「きゃわわァ! たいへんッ!」
「がるるぐるるるるぅ!」(←訳:援けを呼ばなくちゃ!)
ギリンガムさんが
赤い館の一室で発見したのは。
館の当主の、兄だという人物。
……いや、本当に“兄”なんでしょうか?
15年ぶりに再会する、兄。
使用人さんたちは誰も、
当主にそんな血縁者がいることなど
聞いたためしもなくて。
「あやしィ~!」
「ぐるるるるるがるる!」(←訳:あからさまに怪しい!)
「うらがァ、ありそうゥ!」
その“兄”は、
床に倒れたまま、動きません。
これは……!
「じけんッ?」
「がる?」(←訳:事故?)
館に滞在している友人のベヴァリーさんを相棒役にして、
ギリンガムさんは調査にかかります。
赤い館で、何が起こったのか。
事件なのか、事故なのか。
“兄”と名乗った人物の真意は。
消えてしまった館の当主は、どこに……?
「かんたんそうゥにィ、みえるゥけどォ~…」
「ぐるる!」(←訳:難問だ!)
真剣なのに、どこかユルくて。
深刻なのに、楽天的で。
オールディズバットグッデイズを体現するかのような
ヴィンテージミステリの新訳作品は、
これ昔に読んだことあるわ!なミステリマニアさんに、
ミルンさんの作品は《プーさん》しか知らないわよ?な
ミステリ初心者さんにもおすすめです。
加納朋子さんによる解説も併せて、
ぜひ、一読してみてくださいね~♪
じだいィはァ、いまァ、たんていィ??」
「がるる!ぐるるっるるる!」(←訳:虎です!競い合ってるね!)
こんにちは、ネーさです。
全世界で大ヒット中の映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』、
その牙城を脅かすのは、探偵となったピカチュウくんと、
小学生になっちゃった高校生探偵?
ならば本日の読書タイムにも
名探偵さんに登場していただきましょう♪
さあ、こちらを、どうぞ~!
―― 赤い館の秘密 ――
著者はアラン・アレキサンダー・ミルンさん、
原著は1921年に、画像の新訳版は2019年3月に発行されました。
英語原題は『THE RED HOUSE MYSTERY』、
日本ではあの江戸川乱歩さんが
《探偵小説黄金時代のベスト10》の一冊として選んだことでも知られる
“古き佳き時代”の名作ミステリです。
「もォひとつゥ、ゆうめいィ~なのはッ!」
「ぐるがる!」(←訳:作者さん!)
ええ、そうですね、
A・A・ミルンさんは
『くまのプーさん』の著者さんとして
あまりといえばあまりにも有名な作家さんです。
ただ、『くまのプーさん』が刊行されたのは
1926年のことでしたから、
こちらの『赤い館の秘密』の方が、
先に世に出た、ということになりますね。
「でもォ、きょうつうゥてんッ、ありまス!」
「がるるるるるるぐるるる!」(←訳:イングランドの田園地帯!)
《プーさん》シリーズの舞台は、
イングランド南部に実在する
サセックス州のアッシュダウンの森であると言われています。
そして、こちら『赤い館』の立地も、
首都ロンドンからは離れたのどか~な田園で……
ややッ?
「あれはッ?!?」
「ぐるるぅ!」(←訳:銃声だぁ!)
赤い館に滞在中の友人を訪ねてようと、
田舎道をてくてく歩いていた
アントニー・ギリンガムさんの耳にも
その音は届きました。
そう、ここは田舎なんですもの、
猟銃で畑を荒らすウサギを撃っているのか、
でなければ自宅の敷地内で射撃の練習をしてる、
ってことも有り得ます、が。
「きゃわわァ! たいへんッ!」
「がるるぐるるるるぅ!」(←訳:援けを呼ばなくちゃ!)
ギリンガムさんが
赤い館の一室で発見したのは。
館の当主の、兄だという人物。
……いや、本当に“兄”なんでしょうか?
15年ぶりに再会する、兄。
使用人さんたちは誰も、
当主にそんな血縁者がいることなど
聞いたためしもなくて。
「あやしィ~!」
「ぐるるるるるがるる!」(←訳:あからさまに怪しい!)
「うらがァ、ありそうゥ!」
その“兄”は、
床に倒れたまま、動きません。
これは……!
「じけんッ?」
「がる?」(←訳:事故?)
館に滞在している友人のベヴァリーさんを相棒役にして、
ギリンガムさんは調査にかかります。
赤い館で、何が起こったのか。
事件なのか、事故なのか。
“兄”と名乗った人物の真意は。
消えてしまった館の当主は、どこに……?
「かんたんそうゥにィ、みえるゥけどォ~…」
「ぐるる!」(←訳:難問だ!)
真剣なのに、どこかユルくて。
深刻なのに、楽天的で。
オールディズバットグッデイズを体現するかのような
ヴィンテージミステリの新訳作品は、
これ昔に読んだことあるわ!なミステリマニアさんに、
ミルンさんの作品は《プーさん》しか知らないわよ?な
ミステリ初心者さんにもおすすめです。
加納朋子さんによる解説も併せて、
ぜひ、一読してみてくださいね~♪