「こんにちわッ、テディちゃでスゥ!
おおッ♪ きょうのォ、しゅやくさんはァ~♪」
「がるる!ぐるがるるー!」(←訳:虎です!美男さんだー!)
こんにちは、ネーさです。
ええ、本日の読書タイムは、
お芝居をテーマにしたフォトブックを御紹介いたしましょう。
こちらを、どうぞ~!
―― 動く森 ――
著者は佐々木蔵之介(ささき・くらのすけ)さん、撮影は福山楡青さん、
2015年7月に発行されました。
『――スコットランド《マクベス》紀行』と日本語副題が、
『 A MOVING GROVE 』と英語題名が付されています。
動く森、と聞けば、
お芝居好きな御方は副題を目にする前に
もう分かっちゃいますよね、
ウィリアム・シェイクスピアさんの戯曲――『マクベス』。
「ふァいッ! テディちゃ、しッてるのでス!
ひげきィ、なのでス!」
「ぐるがるるるー」(←訳:有名だもんねー)
シェイクスピアさんの四大悲劇作品
『ハムレット』『オセロー』『リア王』『マクベス』。
今夏、著者・佐々木さんは
『マクベス』の舞台に立つことになりました。
もちろん、主演で。
いえ、たったひとりの、主演で。
「ふァ?? ひとりのォ、しゅえんッ?」
「がぅるぐるるー」(←訳:じゃあつまりー)
佐々木さんが演じるのは、
ナショナル・シアター・オブ・スコットランド版の『マクベス』。
シェイクスピアさん原作の『マクベス』を、
設定を現代の精神病院に変え、
病室に隔離された患者が一人で
『マクベス』を語り始める……というお芝居です。
ひとりで、100分。
ひとりで、すべての登場人物を演る。
「……うわあああァ~…!」
「ぐるる!」(←訳:難役だ!)
お芝居の最終準備に取りかかる前に、
佐々木さん、念願の旅に出発しました。
以前から、行ってみたいなぁ、と思っていた土地、
スコットランド。
ウィスキーの蒸留所巡り、してみたいんだよなぁ。
「おさけェめあてェ、でスかッ?」
「がるるぐるるるぅ~」(←訳:それもいいけどぉ~)
そう、蒸留所も良いんですけど、
原作『マクベス』はスコットランドの王位を巡る物語です。
どんな国なんだろうか。
ウィスキー発祥の地っていうのは分かってるけど、
他に浮かぶイメージは、
森と湖、タータンチェックにバグパイプ、ネッシー、の国……?
「うむッ! ひゃくぶんはァ、いッけんにィしかずゥ!」
「ぐるるるがる!」(←訳:行くしかない!)
コーダー城、グラームズ城、スクーン宮殿、
マクダフ城、三人の魔女の荒野――
スコットランドの原風景や、
『マクベス』に登場する名所を
佐々木さんは訪れます。
訪れて、自分の足でその地に立って、
はじめて視えてくるもの。
シェイクスピアさんが見せたものと、
見せずに取り除いたもの。
「うむむゥ、ふかいィッ!」
「がるるぐる!」(←訳:深くて広い!)
凡百のグラビア系写真集と
決して一緒にするなかれ。
なんたって敵はシェイクスピアさんです。
甘っちょろい写真日記で終わるはずがありません。
歴史の事実と、戯曲の虚構と、
スコットランドの光景が重なれば、
領主マクベスの素の顔が浮かび上がってくるような……。
「みすてりあすゥ、でスゥ!」
「ぐるがるるるぐる!」(←訳:観てみたいね舞台!)
舞台『マクベス』の、双子の兄弟ともいえる異郷の旅誌。
佐々木さんのファンの方々はもちろん、
演劇マニアさんも、ぜひ一読&一見を♪
おおッ♪ きょうのォ、しゅやくさんはァ~♪」
「がるる!ぐるがるるー!」(←訳:虎です!美男さんだー!)
こんにちは、ネーさです。
ええ、本日の読書タイムは、
お芝居をテーマにしたフォトブックを御紹介いたしましょう。
こちらを、どうぞ~!
―― 動く森 ――
著者は佐々木蔵之介(ささき・くらのすけ)さん、撮影は福山楡青さん、
2015年7月に発行されました。
『――スコットランド《マクベス》紀行』と日本語副題が、
『 A MOVING GROVE 』と英語題名が付されています。
動く森、と聞けば、
お芝居好きな御方は副題を目にする前に
もう分かっちゃいますよね、
ウィリアム・シェイクスピアさんの戯曲――『マクベス』。
「ふァいッ! テディちゃ、しッてるのでス!
ひげきィ、なのでス!」
「ぐるがるるるー」(←訳:有名だもんねー)
シェイクスピアさんの四大悲劇作品
『ハムレット』『オセロー』『リア王』『マクベス』。
今夏、著者・佐々木さんは
『マクベス』の舞台に立つことになりました。
もちろん、主演で。
いえ、たったひとりの、主演で。
「ふァ?? ひとりのォ、しゅえんッ?」
「がぅるぐるるー」(←訳:じゃあつまりー)
佐々木さんが演じるのは、
ナショナル・シアター・オブ・スコットランド版の『マクベス』。
シェイクスピアさん原作の『マクベス』を、
設定を現代の精神病院に変え、
病室に隔離された患者が一人で
『マクベス』を語り始める……というお芝居です。
ひとりで、100分。
ひとりで、すべての登場人物を演る。
「……うわあああァ~…!」
「ぐるる!」(←訳:難役だ!)
お芝居の最終準備に取りかかる前に、
佐々木さん、念願の旅に出発しました。
以前から、行ってみたいなぁ、と思っていた土地、
スコットランド。
ウィスキーの蒸留所巡り、してみたいんだよなぁ。
「おさけェめあてェ、でスかッ?」
「がるるぐるるるぅ~」(←訳:それもいいけどぉ~)
そう、蒸留所も良いんですけど、
原作『マクベス』はスコットランドの王位を巡る物語です。
どんな国なんだろうか。
ウィスキー発祥の地っていうのは分かってるけど、
他に浮かぶイメージは、
森と湖、タータンチェックにバグパイプ、ネッシー、の国……?
「うむッ! ひゃくぶんはァ、いッけんにィしかずゥ!」
「ぐるるるがる!」(←訳:行くしかない!)
コーダー城、グラームズ城、スクーン宮殿、
マクダフ城、三人の魔女の荒野――
スコットランドの原風景や、
『マクベス』に登場する名所を
佐々木さんは訪れます。
訪れて、自分の足でその地に立って、
はじめて視えてくるもの。
シェイクスピアさんが見せたものと、
見せずに取り除いたもの。
「うむむゥ、ふかいィッ!」
「がるるぐる!」(←訳:深くて広い!)
凡百のグラビア系写真集と
決して一緒にするなかれ。
なんたって敵はシェイクスピアさんです。
甘っちょろい写真日記で終わるはずがありません。
歴史の事実と、戯曲の虚構と、
スコットランドの光景が重なれば、
領主マクベスの素の顔が浮かび上がってくるような……。
「みすてりあすゥ、でスゥ!」
「ぐるがるるるぐる!」(←訳:観てみたいね舞台!)
舞台『マクベス』の、双子の兄弟ともいえる異郷の旅誌。
佐々木さんのファンの方々はもちろん、
演劇マニアさんも、ぜひ一読&一見を♪