「こんにちわッ、テディちゃでス!
……ほのかにィ、ただようゥ、このかおりィはッ?!?」
「がるる!ぐるるぐるるがるがるー!」(←訳:虎です!銀木犀の花の香りだよー!)
こんにちは、ネーさです。
残暑の中、秋の花・モクセイが咲き始めちゃいました。
いーかげん涼しくなってくれい!と嘆きつつ、
さあ、今日も読書タ~イム!
本日は、名手さんの筆による正統派エンタ作品を、どうぞ~!
―― 追撃の森 ――
著者はジェフリー・ディーヴァーさん、
原著は2008年に、画像の日本語版は2012年6月に発行されました。
『THE BODIES LEFT BEHIND』と英原題が付されています。
ディーヴァーさんといえば――
「ふァいッ!
テディちゃ、しッてるでス!
りんかーん・らいむゥおじさんッ、でスよゥ!」
「ぐるぐるがるるがるぐる!」(←訳:NYの天才鑑識官さんだね!)
ええ、そうですね。
NYのアパートメントから殆ど動かず、
分析された証拠をもとに難事件を解決してみせるリンカーン・ライムさん。
言わずと知れた人気シリーズ!
……なのですが、
この御本には、ライムさん、出てきませんので、
ライムさんファンの方々、御了承くださいね。
「えェ~?? でてこないィのォ??」
「ぐるがるるるぐるがるぐるるー!」(←訳:ボク偏屈おじさん好きなのにー!)
NYの天才鑑識官さんを押しのけ、
この御本で主人公となるのは、
ウィスコンシン州ケネシャ郡の女性保安官補である、
ブリン・マッケンジーさん。
「うィすうィすゥ??」
「ぐるがるるるるっ??」(←訳:それどこだろうっ??)
ウィスコンシン州は、
イリノイ州の北にある州、ですね。
イリノイって、ほら、シカゴがある州ですよ。
そして、スペリオル湖とミシガン湖にも面しています。
ブリンさんの勤務先――保安官事務所があるケネシャ郡あたりは、
どうやら大都会ではないようです。
ついさっきも、
事務所に通報があったのですが、
その発信元は、州立公園にある湖の周辺と判明しました。
人家は少なくて、
湖は森林に囲まれていて……
「おばけがァ、でそうッ!」
「ぐるぐるるがるるぐるぅ!」(←訳:物寂しいところだよぅ!)
わずか数秒の、途中で切れてしまった通報の発信元へ、
誰かが確認に向かわねばなりません。
通報は誤報であったのか、
それとも緊急事態が起こったのか、
町から離れた森の奥へ、
調べに赴くことになったのは
ブリンさんでした。
季節はまだ寒さの残る4月、
とうに日も暮れた湖のほとりの邸宅で、
ブリンさんを待ち受けていたのは……
「おばけッ、でませんようにッ!」
「ぐるぐるがるる!」(←訳:出ませんように!)
オバケの出番は無さそうですが、
確かに私ネーさも、
これってスティーブン・キング?
と錯覚しかけましたよ。
題名の通りの《追撃》が、
北米の森林を舞台に展開するさまは、
ホラーの巨匠キングさんを想わせるものがありました!
けれど、後半になるにつれ、
ディ-ヴァーさんらしさがぐんぐんと加速!
サスペンスとミステリの色合いを増してゆきます。
切れた『通報』は、
いったい何を保安官たちに訴えようとしていたのか――
「うむむッ!
みすてりにィ、なッてきましたでス!」
「がるぐるるるぐっるる!」(←訳:でもスリルもいっぱい!)
ライムさんシリーズの作品じゃないからなぁ~…と
遠慮なさらずに!
スリルとサスペンス、
そして群像劇の要素も備えたこの御本は、
ミステリファンさん、
ハードボイルド好きな御方にもおすすめですよ~♪
週末のがっつり読書タイムに、ぜひ!
……ほのかにィ、ただようゥ、このかおりィはッ?!?」
「がるる!ぐるるぐるるがるがるー!」(←訳:虎です!銀木犀の花の香りだよー!)
こんにちは、ネーさです。
残暑の中、秋の花・モクセイが咲き始めちゃいました。
いーかげん涼しくなってくれい!と嘆きつつ、
さあ、今日も読書タ~イム!
本日は、名手さんの筆による正統派エンタ作品を、どうぞ~!
―― 追撃の森 ――
著者はジェフリー・ディーヴァーさん、
原著は2008年に、画像の日本語版は2012年6月に発行されました。
『THE BODIES LEFT BEHIND』と英原題が付されています。
ディーヴァーさんといえば――
「ふァいッ!
テディちゃ、しッてるでス!
りんかーん・らいむゥおじさんッ、でスよゥ!」
「ぐるぐるがるるがるぐる!」(←訳:NYの天才鑑識官さんだね!)
ええ、そうですね。
NYのアパートメントから殆ど動かず、
分析された証拠をもとに難事件を解決してみせるリンカーン・ライムさん。
言わずと知れた人気シリーズ!
……なのですが、
この御本には、ライムさん、出てきませんので、
ライムさんファンの方々、御了承くださいね。
「えェ~?? でてこないィのォ??」
「ぐるがるるるぐるがるぐるるー!」(←訳:ボク偏屈おじさん好きなのにー!)
NYの天才鑑識官さんを押しのけ、
この御本で主人公となるのは、
ウィスコンシン州ケネシャ郡の女性保安官補である、
ブリン・マッケンジーさん。
「うィすうィすゥ??」
「ぐるがるるるるっ??」(←訳:それどこだろうっ??)
ウィスコンシン州は、
イリノイ州の北にある州、ですね。
イリノイって、ほら、シカゴがある州ですよ。
そして、スペリオル湖とミシガン湖にも面しています。
ブリンさんの勤務先――保安官事務所があるケネシャ郡あたりは、
どうやら大都会ではないようです。
ついさっきも、
事務所に通報があったのですが、
その発信元は、州立公園にある湖の周辺と判明しました。
人家は少なくて、
湖は森林に囲まれていて……
「おばけがァ、でそうッ!」
「ぐるぐるるがるるぐるぅ!」(←訳:物寂しいところだよぅ!)
わずか数秒の、途中で切れてしまった通報の発信元へ、
誰かが確認に向かわねばなりません。
通報は誤報であったのか、
それとも緊急事態が起こったのか、
町から離れた森の奥へ、
調べに赴くことになったのは
ブリンさんでした。
季節はまだ寒さの残る4月、
とうに日も暮れた湖のほとりの邸宅で、
ブリンさんを待ち受けていたのは……
「おばけッ、でませんようにッ!」
「ぐるぐるがるる!」(←訳:出ませんように!)
オバケの出番は無さそうですが、
確かに私ネーさも、
これってスティーブン・キング?
と錯覚しかけましたよ。
題名の通りの《追撃》が、
北米の森林を舞台に展開するさまは、
ホラーの巨匠キングさんを想わせるものがありました!
けれど、後半になるにつれ、
ディ-ヴァーさんらしさがぐんぐんと加速!
サスペンスとミステリの色合いを増してゆきます。
切れた『通報』は、
いったい何を保安官たちに訴えようとしていたのか――
「うむむッ!
みすてりにィ、なッてきましたでス!」
「がるぐるるるぐっるる!」(←訳:でもスリルもいっぱい!)
ライムさんシリーズの作品じゃないからなぁ~…と
遠慮なさらずに!
スリルとサスペンス、
そして群像劇の要素も備えたこの御本は、
ミステリファンさん、
ハードボイルド好きな御方にもおすすめですよ~♪
週末のがっつり読書タイムに、ぜひ!