こんにちは、ネーさです。
今朝方はすごい雨でしたけれど、皆さま、御無事だったでしょうか?
我が家の近所の河川は氾濫の一歩手前まで行っちゃったようで、
護岸工事中だった川辺に保管されていた機材や重機は濁流に呑まれ、所在不明に……。
「こんにちわッ、テディちゃでス!
えらいこッちゃ!だッたでスッ!」
「ぐるる!ぐるがるがるが~る!」(←訳:虎です!雨が止んで良かった~!)
大雨が去って、さあ、仕切り直しのGW!
本日は、旅行気分が盛り上がる5月に向けて、
こちらの御本を手に、出発ですよ~♪
―― 作家の旅 ――
編者はコロナブックス編集部の皆さん、2012年3月に発行されました。
『作家の酒』『作家の家』『作家の猫』他と続く好評の『作家』シリーズ、
最新刊のテーマは……旅です!
「にづくりィ、しようゥッ!」
「ぐるがるる!」(←訳:旅券を確認!)
「ちけッともォ、わすれずゥにィ!」
こころ浮き浮き、そわそわ、
名所を見物して、名物を食べて、そうそう、お土産は何にしよう――
と物見遊山に徹したいところですが、
感受性強い『作家』さんたちの旅は、
一筋縄ではゆきません。
パッケージツアーなどでは、もちろん無く。
ときに、目的地すら判らぬまま。
『作家』さんたちは、我が家を後にします。
「ふなたびがァ、いいィなッ♪」
「がるぐるるがる!」(←訳:列車の旅もいいよ!)
列車の旅、飛行機の旅、船の旅。
はたしてそれは、
《行きて帰りし旅》となるのでしょうか?
J・R・R・トールキンさん著『指輪物語』と
その前日譚である『ホビット』は、
ともに《旅の物語》です。
けれど、ふたつの物語の旅の性質は、全く異なるものでした。
いってきますと出発して、
再び我が家へ戻ってくる旅。
無事に帰還してめでたしめでたし、では終わらない旅。
軽い気持ちで読み始めると、
御本の冒頭で、まず頬を叩かれたような痛みに
ハッとさせられます。
ラフカディオ・ハーンさん――小泉八雲さんの《旅》が、
そこには記されています。
ギリシア西部のレフカダ島に生まれ、
アイルランドのダブリンへ。
フランスのノルマンディー、
イングランドのダーラム、
大西洋を渡ってニューヨークへ、
シンシナティ、ニューオーリンズ、仏領マルティニック島
再度ニューヨーク、カナダ、と経て、
横浜へ。
松江、熊本、東京、焼津……
ハーンさんの人生は、ついに故郷へ戻ることのない旅でした。
「ながいィたびィ、でス!」
「ぐるがるるぐる?」(←訳:終着駅はないの?)
終わりなき旅、
めでたく家に帰り着く旅。
『作家』さんたちの《旅》は読み手の共感を誘います。
ああ、こんな旅に出てみたい、
こんな風に旅を噛みしめてみたい。
魂をそこに置いてきてしまいそうな旅を、と。
萩原朔太郎さん、
山口瞳さん、
種田山頭火さん、
竹中労さん、
堀内誠一さん、
澁澤龍彦さん、
須賀敦子さん――
それぞれの作家さんのファンの方々は、
ぜひとも《旅》の貴重な記録と写真を読み逃しなく!
「うりょりょッ?
ひょうしにィ、なにかァ、かいてあるゥ??」
「ぐるがるるがるっ?」(←訳:詩みたいだよっ?)
表紙右上部分には、
寺山修二さん著『旅の詩集』の一節が掲げられています。
読めば寺山さんのファンになっちゃうこと必定!
どのような文章なのかは、
敢えてここには書きませんので、
御自分の目で確かめて下さいね~!
今朝方はすごい雨でしたけれど、皆さま、御無事だったでしょうか?
我が家の近所の河川は氾濫の一歩手前まで行っちゃったようで、
護岸工事中だった川辺に保管されていた機材や重機は濁流に呑まれ、所在不明に……。
「こんにちわッ、テディちゃでス!
えらいこッちゃ!だッたでスッ!」
「ぐるる!ぐるがるがるが~る!」(←訳:虎です!雨が止んで良かった~!)
大雨が去って、さあ、仕切り直しのGW!
本日は、旅行気分が盛り上がる5月に向けて、
こちらの御本を手に、出発ですよ~♪
―― 作家の旅 ――
編者はコロナブックス編集部の皆さん、2012年3月に発行されました。
『作家の酒』『作家の家』『作家の猫』他と続く好評の『作家』シリーズ、
最新刊のテーマは……旅です!
「にづくりィ、しようゥッ!」
「ぐるがるる!」(←訳:旅券を確認!)
「ちけッともォ、わすれずゥにィ!」
こころ浮き浮き、そわそわ、
名所を見物して、名物を食べて、そうそう、お土産は何にしよう――
と物見遊山に徹したいところですが、
感受性強い『作家』さんたちの旅は、
一筋縄ではゆきません。
パッケージツアーなどでは、もちろん無く。
ときに、目的地すら判らぬまま。
『作家』さんたちは、我が家を後にします。
「ふなたびがァ、いいィなッ♪」
「がるぐるるがる!」(←訳:列車の旅もいいよ!)
列車の旅、飛行機の旅、船の旅。
はたしてそれは、
《行きて帰りし旅》となるのでしょうか?
J・R・R・トールキンさん著『指輪物語』と
その前日譚である『ホビット』は、
ともに《旅の物語》です。
けれど、ふたつの物語の旅の性質は、全く異なるものでした。
いってきますと出発して、
再び我が家へ戻ってくる旅。
無事に帰還してめでたしめでたし、では終わらない旅。
軽い気持ちで読み始めると、
御本の冒頭で、まず頬を叩かれたような痛みに
ハッとさせられます。
ラフカディオ・ハーンさん――小泉八雲さんの《旅》が、
そこには記されています。
ギリシア西部のレフカダ島に生まれ、
アイルランドのダブリンへ。
フランスのノルマンディー、
イングランドのダーラム、
大西洋を渡ってニューヨークへ、
シンシナティ、ニューオーリンズ、仏領マルティニック島
再度ニューヨーク、カナダ、と経て、
横浜へ。
松江、熊本、東京、焼津……
ハーンさんの人生は、ついに故郷へ戻ることのない旅でした。
「ながいィたびィ、でス!」
「ぐるがるるぐる?」(←訳:終着駅はないの?)
終わりなき旅、
めでたく家に帰り着く旅。
『作家』さんたちの《旅》は読み手の共感を誘います。
ああ、こんな旅に出てみたい、
こんな風に旅を噛みしめてみたい。
魂をそこに置いてきてしまいそうな旅を、と。
萩原朔太郎さん、
山口瞳さん、
種田山頭火さん、
竹中労さん、
堀内誠一さん、
澁澤龍彦さん、
須賀敦子さん――
それぞれの作家さんのファンの方々は、
ぜひとも《旅》の貴重な記録と写真を読み逃しなく!
「うりょりょッ?
ひょうしにィ、なにかァ、かいてあるゥ??」
「ぐるがるるがるっ?」(←訳:詩みたいだよっ?)
表紙右上部分には、
寺山修二さん著『旅の詩集』の一節が掲げられています。
読めば寺山さんのファンになっちゃうこと必定!
どのような文章なのかは、
敢えてここには書きませんので、
御自分の目で確かめて下さいね~!