東証大引け、小反発 金融株が上昇 高値警戒感で伸び悩む
12日の東京株式市場で日経平均株価は小幅に反発した。終値は前日比2円12銭(0.02%)高の1万0512円80銭だった。
欧州の財政や金融問題に対する懸念がやや後退し、前日の欧米株式相場が上昇した流れを引き継いだ。
三井住友FGなど出遅れ感の相対的に強かった金融株に買いが入り、全体を下支えした。
もっとも、足元では過熱感が意識されやすいほか、後場に入って円相場が対ドルで上げに転じたことで輸出関連株の一部が売られ、日経平均は伸び悩んだ。
メガバンクが売買代金の上位に名を連ねたほか、業種別東証株価指数(TOPIX、全33業種)の騰落率で「不動産業」や「銀行業」、「保険業」が上昇上位に入った。
14時に内閣府が発表した昨年12月の景気ウオッチャー調査で街角の景気実感を示す現状判断指数は2カ月連続で改善した。
市場では「エコポイントの駆け込みなどで回復の可能性は意識されていたが、内需株に対する支援材料と受け止められた」(みずほ証券の瀬川剛エクイティストラテジスト)との声があった。
PBR(株価純資産倍率)が1倍を下回る銘柄が値上がり率上位に並ぶなど、割安感に着目した買いも続いているという。
一方、東証1部の値上がり銘柄数を値下がり銘柄数で除した騰落レシオ(25日平均)が高水準にあることから高値警戒感を指摘する声は多い。
「米決算発表の本格化で様子見ムードも出やすい」(インベストラストの福永博之代表取締役)との見方もあり、指数の上値は重かった。
東証株価指数(TOPIX)は4日続伸。
東証1部の売買代金は概算で1兆5492億円、売買高は25億1013万株だった。
東証1部の値上がり銘柄数は595、値下がりは半分以上の911で、横ばいは165だった。
三菱UFJ、みずほFG、トヨタが上昇。第一生命は一時、昨年4月の新規上場時の売り出し価格(14万円)を回復した。
一方、野村が後場は下落。
日立、ソフトバンクが下げた。
後場に一段安となる場面があったキヤノンは前日終値まで値を戻して引けた。
東証2部株価指数は10営業日続伸した。
トーセイ、山洋電、中央電が上昇。
FDK、ソディックが下落した。
オリコは横ばい。
12日の東京株式市場で日経平均株価は小幅に反発した。終値は前日比2円12銭(0.02%)高の1万0512円80銭だった。
欧州の財政や金融問題に対する懸念がやや後退し、前日の欧米株式相場が上昇した流れを引き継いだ。
三井住友FGなど出遅れ感の相対的に強かった金融株に買いが入り、全体を下支えした。
もっとも、足元では過熱感が意識されやすいほか、後場に入って円相場が対ドルで上げに転じたことで輸出関連株の一部が売られ、日経平均は伸び悩んだ。
メガバンクが売買代金の上位に名を連ねたほか、業種別東証株価指数(TOPIX、全33業種)の騰落率で「不動産業」や「銀行業」、「保険業」が上昇上位に入った。
14時に内閣府が発表した昨年12月の景気ウオッチャー調査で街角の景気実感を示す現状判断指数は2カ月連続で改善した。
市場では「エコポイントの駆け込みなどで回復の可能性は意識されていたが、内需株に対する支援材料と受け止められた」(みずほ証券の瀬川剛エクイティストラテジスト)との声があった。
PBR(株価純資産倍率)が1倍を下回る銘柄が値上がり率上位に並ぶなど、割安感に着目した買いも続いているという。
一方、東証1部の値上がり銘柄数を値下がり銘柄数で除した騰落レシオ(25日平均)が高水準にあることから高値警戒感を指摘する声は多い。
「米決算発表の本格化で様子見ムードも出やすい」(インベストラストの福永博之代表取締役)との見方もあり、指数の上値は重かった。
東証株価指数(TOPIX)は4日続伸。
東証1部の売買代金は概算で1兆5492億円、売買高は25億1013万株だった。
東証1部の値上がり銘柄数は595、値下がりは半分以上の911で、横ばいは165だった。
三菱UFJ、みずほFG、トヨタが上昇。第一生命は一時、昨年4月の新規上場時の売り出し価格(14万円)を回復した。
一方、野村が後場は下落。
日立、ソフトバンクが下げた。
後場に一段安となる場面があったキヤノンは前日終値まで値を戻して引けた。
東証2部株価指数は10営業日続伸した。
トーセイ、山洋電、中央電が上昇。
FDK、ソディックが下落した。
オリコは横ばい。