明日を信じられる時代になって欲しい。日常の活動日記

時事ネタ 京都 散策 歳時記 花見頃など

鳩山閣僚と西松の献金接点が浮上という奇妙な報道

2009年10月13日 08時28分14秒 | Weblog
鳩山閣僚と西松の献金接点が浮上という奇妙な報道

西松建設、献金、東京地検特捜部、大臣・・・とくれば、すわ汚職事件か、と連想がわく。

今日の産経新聞一面トップに、「西松元幹部、亀井氏側(自民党時代)に献金」「前社長は仙谷氏側に」と見出しが躍っている。よく読んでみると、何のことはない。

西松の元副社長と元総務部長、子会社「松栄不動産」元社長が、建設大臣や自民党政調会長の要職にあったころの亀井氏に、年12万円の個人献金をしたというだけのことである。

たまたま、三人は裏金持ち込みやダミー献金など一連の事件で東京地検特捜部に逮捕されたが、元副社長が有罪になったほかは不起訴処分。

一連の事件のカネの流れと、亀井氏への献金の関係は全くなさそうだ。

国民新党結成後のことは知らないが、自民党時代の亀井氏とカネについては、もっと根本的な問題があった。あとで、詳述する。

仙谷氏については、西松前社長の石橋直氏が10万円を献金したとある。石橋氏は事件に関与していない。仙谷氏の名前を出すだけでもアンフェアだろう。

では、この記事のニュースバリューは何か。ちゃんと記事中に書かれてある。「西松と、鳩山内閣の主要閣僚との政治献金を通じた新たな接点が浮上した形だ」と。

ならば、西松の社員が過去に個人献金したすべての政治家の名をリストアップしてみるがいい。自公政権時代の閣僚の名が次から次へと出てくるに違いない。

スクープといえるほどの内容ではない記事を、独自ネタだからといって、大きく扱うのは新聞人として自戒すべきであろう。

さて、亀井氏の話である。ここからは、筆者の信頼する友人の体験談である。あくまで自民党時代のことで、今の亀井氏の政治活動がこうだというわけではない。

友人は大手化粧品メーカーの元幹部。化粧品の再販制度を撤廃する独禁法改正の動きが政府内で出はじめたときのことだ。永田町・霞が関を担当する友人のもとに、亀井氏から突然、連絡があった。

「再販撤廃を先延ばしにするから、その代わり○千万円必要だ」

友人がどう対処したかは知らない。その後も、「広島に本社がある運輸会社A社を物流に使え」など、亀井氏はさまざまな要求を繰り返した。

友人が「もっとも腹が立った」のは、亀井氏の秘書から以下のような電話があったときだ。

「これから先生が地元に帰るので、Bホテルで国会報告をする。ついては参加者を70人用意しろ。会場費は御社で持て」

友人は「否応なしの警察官僚そのままの姿勢で強圧的に迫ってきた」と述懐する。

聞いたままを書いた。判断は読者の自由である。鳩山内閣の閣僚として、亀井氏には無私の心でしっかり仕事をしていただきたいと願うのみだ。

カネの匂いがすれば、どんなところにも首を突っ込んでくる政治家はゴロゴロしている。

かつて政界と大手石油会社をつなぎ、巨額のコンサルタントフィーを稼いでいた泉井純一氏は著書「夢のまた夢 ナニワのタニマチ」で、山崎拓へ2億7700万円、渡辺美智雄へ1億円・・・など政治家への多額献金の実態を明らかにしている。

中岡信栄という怪しげな人物は、大阪から上京すると、ホテルオークラの最高級スイートルームに大金を持ち込んで宿泊した。安倍晋太郎や竹下登ら大物政治家やエリート官僚らが続々とやってきた。

中岡とつきあいのあった元特捜検事、田中森一が著書の中で書いていることだ。北海道拓殖銀行が倒産した原因は中岡への巨額融資だったとさえいわれる。

政治家のなかには、議員会館に事務所があるにもかかわらず、国会周辺にプライベートなオフィスをかまえている連中がかなりいる。いずれも集金力のありそうな面々だ。

「十全ビル」「秀和TBR」「パレロワイヤル永田町」・・・。議員会館だと、入館者は受付で名前や連絡先を書かねばならないが、周辺ビルの“奥座敷”なら、自由に出入りでき、秘密も守られる。

ブラックマネーが人知れず動いていることは、容易に推測できる。

日歯連幹部が青木幹雄、野中広務の目の前で橋本龍太郎に渡した1億円の裏金が、検察の捜査で明るみに出たのは、政界ブラックマネー流通のひとかけらにすぎない。 (一部敬称略)





12日、USダウ20ドル高。 1年ぶり高値 ナスダック、6日ぶり小反落

2009年10月13日 08時18分52秒 | Weblog
12日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3日続伸。

前週末比20ドル86セント高の9885ドル80セントと昨年10月6日以来、約1年ぶりの高値で終えた。

原油先物相場の上昇を受けてエネルギー株が買われたほか、米主要企業の四半期決算の発表を前に業績期待が強まり買いが優勢となった。

S&P500種株価指数は4.70ポイント高の1076.19と昨年10月3日以来の高値で終えた。一方、ナスダック総合株価指数は6営業日ぶりに小反落し、同0.14ポイント安の2139.14で終えた。

足元で指数上昇が続いた後とあって、利益確定売りがやや優勢となった。

原油相場が一時8月下旬以来の高値を付け、業績期待からシェブロンなど石油株が買われた。

家電メーカーのブラック・アンド・デッカーが7~9月期の1株利益見通しの引き上げを発表。

アナリストによる半導体大手アドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)やインターネット検索大手グーグルなどの投資判断や目標株価の引き上げが相次いだことも、企業の業績期待を強めた。

ダウ平均は一時60ドル超上げる場面があった。

ただ、ダウ平均が心理的節目の1万ドルに近づいたことで、高値警戒感も意識された。

午後にかけて利益確定売りが優勢となり、ダウ平均は安く推移する場面もあった。

CME日経225先物 10105円