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USダウちょい下げ。 リーマン売却巡り下げ渋り

2008年09月13日 08時13分20秒 | Weblog
12日(金)の米株式市場でダウ工業株30種平均は3日ぶりに小反落。

前日比11ドル72セント安の1万1421ドル99セントで終えた。経済指標の下振れや金融システム不安から売りが出た。

売り一巡後は米リーマン・ブラザーズの身売りに絡む思惑などから買い戻しが入り、下げ渋った。

ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は3日続伸し、同3.05ポイント高の2261.27で終えた。

早朝発表された8月の小売売上高は前月比0.3%減と市場予想(0.2%増)に反して減少。前月分も下方修正され、個人消費の先行き懸念が一段と広がった。

金融不安からリーマンやアメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)が売り優勢で始まったことも株価の重しになった。ダウ平均の下げ幅は一時150ドルを超えた。

売り一巡後は下げ渋った。バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)が投資ファンドなどと共同でリーマン買収を検討していると英紙が報道。

JPモルガン・チェースがワシントン・ミューチュアル(WM)の買収交渉を進めているとの報道も伝わった。こうした材料を受け、金融株の一角などに買い戻しが入る場面がみられた。

原油先物相場が一時、節目の1バレル100ドルを割り込んだことも消費関連株などへの買いを誘い、株価の底堅さを演出した。

ダウ平均は小幅高に転じる場面もあった。市場では「リーマンの身売り交渉は週末にヤマ場を迎えそうなため、その結果を見極めたいとして、投資家は一方向に持ち高を傾けづらかった」との声が聞かれた。

リーマンは13%安。AIGは業績・財務悪化や格下げ懸念の思惑から30%急落し、ダウ平均の重しになった。

メリルリンチは12%安。JPモルガンによる買収観測でWMは上昇に転じる場面もあったが、買収交渉否定の報道も伝わり、結局下げて終えた。