US祭日。東証は大きく続落。 午後から外資が先物に売り仕掛け急落

日経平均は12,609円の224円安。東証1部の値上がり銘柄数は170、値下がり銘柄数は1,478。出来高は18億8,074万株。

福田首相が辞任しても前場の東京株式市場は堅調でしたが、後場は外資が先物に売り仕掛けて大きな下げに見舞われました。・・・・アジア株も同時に売り仕掛けで急落。

メリルリンチ証券では安倍・福田首相と2代続いての政権投げ出しは、自民党政権は無責任との国民批判につながり、野党の支持率を上昇させ、前倒しで実施される可能性のある解散総選挙でも与党が過半数割れとなり、下野するリスクも出てきたと指摘しています。

今回の政治混乱は構造改革路線の逆戻りと解釈されることから、日本株全体にとってはネガティブで、当面株式市場は下値模索の展開になるだろうと予想されています。

ユーロや韓国ウォンが対円で急落していることから、主力輸出関連株が下落すると指摘し、韓国は景気対策として法人税率を25％→20％と引き下げる表明をしており、法人税率40％の日本企業が競争力上、不利になるとも解説しています。

米国のハリケーン「グスタフ」が勢力を弱めたことから、メキシコ湾岸の製油所や掘削リグに被害が及ぶという懸念も後退し、原油価格が急下落したために、三菱商事や三井物産などの商社株が売られました。

機関投資家からヘッジ売りも出やすいといった懸念で、トヨタや信越化学や武田などのコア銘柄も売られました。

日経ジャスダック平均は1,360円の5円安。

麻生幹事長がマンガ好きなのでまんだらけ(2652)がストップ高買い気配となり、GDHや創通、ウィーヴなどのアニメ関連も大幅高となりました。