Butzmetz LingerieZ Blog

Butzmetz社長による徒然音楽日記。

音楽ネタその24:George Benson

2007-01-16 23:44:01 | Weblog
今宵のネタは前回から「名人」つながりで、George Bensonだ。ウェス・モンゴメリ・フォロワーのジャズギタリストとしてキャリアを築き、歌を歌うようになってから"Breezin"という大ヒットアルバムで、一般の音楽ファンの間でブレイクしたと思う(もっとも、私のオススメは"Blue Benson"と"Weekend in L.A."というアルバムだが)。

こういうこと書いてしまうと異論がある人も多いだろうが、パコ・デ・ルシアと同じく、「世界で最もテクニックのあるギタリスト」の五指に数えられる人だ。もう、むちゃくちゃうまい。パコ・デ・ルシアに続き、「参りました。」と言うしかない一人だ。

フラットワウンド弦を張ったフルアコの生音で、あれだけ正確で華麗なフィンガリングとピッキングができる人は非常に少ない。ウェス・フォロワーだけあって、「オクターブ奏法」の名手でもあるのだが、彼の奏法は一工夫されており、原音+オクターブ上だけでなく完全5度の音も含まれているので、弾く分にはウェスのそれよりも遥かに難しい。まあ強いていえば、彼のフレーズはビバップから大きくはずれることはないので、テクニックを除けばあまり真新しさはなかったりするのだが。

調べてみたら、彼も還暦を越えている。ギターの腕前はともかく、「ちょっと化粧しすぎなんじゃねーの??」と感じれらるくらい、いつも顔がてかっている(爆)。あまり目立った活動は最近聞かれないが、コンテンポラリー・ポップスの場で活躍する彼よりも、気合の入ったビバップ・セッションにおける彼のギターを聞いてみたいものだ。
(Butzmetz社長)

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