Butzmetz LingerieZ Blog

Butzmetz社長による徒然音楽日記。

産業としての音楽。

2009-02-09 23:45:25 | Weblog
音楽をこよなく愛する私としては興味深い記事だ。もっとも、私が好きな音楽は結構偏っているけれども。それはともかくとして、私が興味を惹かれたのは、なんとかというバンドが再結成したというよりも、産業としての音楽の規模。

世界最大のエンターティメント大国であるアメリカですら、音楽産業の総売上は5年前から半減して年間約5千億円。イギリスにいたっては年間約1700億円。我が日本でも減少傾向は止まらないようで、年間約3千億円。記事によれば、CDや楽曲ダウンロードではなく、今後はライブに活路を見出すなんてことが書いてあるが、それでも日本におけるライブ興業の総額は年間120億円。たったの120億だ。

そりゃダメなはずだ。以前にも書いたが、これはいろいろな会社がよってたかっての数字なのだ。いくら不況とはいえ、1社で5千億円の「利益」を出している会社なんて、日本国内だけでいくらでもあるぞ。上記に挙げているデータはあくまで「売上」だ。想像するに、これらの産業における経費の大半は人件費で、あとは広告宣伝費くらいかと思われる。正に薄利多売モデルだ。ましてや、小さな市場に群がるプレイヤーは星の数ほどおり、競争は熾烈を極めるであろうことは想像に難くない。

前々から気付いてはいたが、「夢を売る産業」が必ずしも「夢」を提供できていないことに矛盾がある。まあ、産業として消滅することはないだろうけど、きつい現状ですな。

人気バンド なぜかいま再結成

-Butzmetz社長-

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