時刻は午前九時を少し過ぎ、歩き始めから展望丘の山頂まで5時間掛かるという、この長大な孫太尾根歩きも、この記事上では最終場面が近付いて来ました。
天気は晴れていて暑さも寒さも感じない申し分ないような”山日和”であります。
ちょっとの間はやや緩傾斜の尾根道が続いていて、展望丘のある山体に少しずつ近付いていきます。
ブナの大木 ↓
尾根上にブナの大木がニョキっと現れました。その幹には「1996 12.26」と刻まれていて「←」と方向を示す印も刻まれています。
かかる心無い行為をした人はその後15年経ちどんな人生を送っていることでしょう。
カタクリ ↓
まだ朝が早いのか、花びらの反りかたが足りません。
まともな花は見られないかと思っていましたが・・・・・・・・
カタクリ ↓
さに有らずで、こりんさんが見事に咲いた花を下の斜面に見つけてくれました。
早速そこまで下りて撮ります。
展望丘山頂 ↓
展望丘の最高地点が見える場所がありました。位置の関係で右側の方が高く見えていますが、左側に展望丘の最高地点があります。
展望丘の拡大 ↓
そこをズームで寄って拡大してみます。登山者の姿まで見えてきますね。あそこへ行くまでにまだ一つ、きつい登りが待っています。
霜柱 ↓
今朝までの寒さはこんなところにも記録されています。
桑名と木曾三川方面 ↓
眼下に桑名と木曾三川方面が見えています。木曽三川とは濃尾平野を流れる木曽川、長良川、揖斐川の3つの川のことですが、じつは長良川と揖斐川は、伊勢大橋と揖斐長良大橋の中間付近で合流して一つの川となっていますから伊勢湾に注ぎ込まれるときは二筋の流れとなっています。
竜ヶ岳・治田(はった)峠からの道を合わせる ↓
時刻は10時17分。歩き始めて4時間以上経ちました。ここで左からの山道を合わせます。
竜ヶ岳から治田(はった)峠を経由してくる道ですね。
ここから展望丘の山体に直接取り付き、いよいよ最後のきつい登りが始まります。
セツブンソウ ↓
楽しみにしていたセツブンソウとの対面は花が咲き終わったみすぼらしい姿ばかりで、既に種を作りはじめているこんな姿もありました。
岩石累々 ↓
こんな登りもあります。石灰岩地ですので、そこに特有の植物相が有り、この登りはきついけれども、幸せ感一杯の時空であります。
ユリワサビ ↓
岩陰に小さな花が咲いていました。ユリワサビですが、望遠レンズ一本でムリムリに写していますので、花のつくりまでは見えませんが、却って全体的な雰囲気は出ているかもしれません。
オニシバリ ↓
この山では明るい樹陰でしばしばこの木を見てきましたが、ここでは明るい日を受けて花を一杯つけていました。こういう環境で咲くのを見たのは珍しいことでしたので、ここで撮っておきます。
セツブンソウもう遅かったのでしょうか??。
まだいいお花が出てきそうですね。
カタクリ・ユリワサビも素敵です。
オニアイバリは見たことがなく見てみたいです。
四日市に在住した折名古屋に出るのに大きな川を近鉄で超えていきました。
懐かしい風景です。
故郷土岐川はどれに合流するのかしら・・今度調べてみます。
今日は早くに来ていただけましたね。
セツブンソウには充分遅すぎましたが、花には出逢えました。
この山は本当に植物相が豊かな所ですね。
地味が痩せているので、カタクリは花を持てない株を随分見てきましたが、土の上では何とかなるようですね。
ユリワサビにはもう少し近付いて撮りたかったです。
オニシバリはここでは一箇所だけ、花の付きが良くて,木全体が黄色っぽく見えました。
長島付近で大きな川を二つ越えますね。
あの付近が輪中地帯でしたか。
土岐川は木曽川かもしれませんね。小生も調べてみましょう。
写真が私が撮ったものと構図もそっくりですね。
やはり同じコースを歩いていますので自然になるのですね。
写真を見るたびに当日を思い出します。
かなこさんと話題に出ていた土岐川は、庄内川となり名古屋港付近で伊勢湾に出ていましたね。
土岐JC当たりを流れている川でしたか、東海環状道路は良く通っていましたが、初めて知りました。
釣りが好きですので、川の名が出ると思わず検索してしまいました。
同行して、同じような感性で写真を撮っているということなのでしょうかね。
構図まで似て来ますので不思議ですね。
今日で丁度、あれから週が一回りしましたね。
そろそろ山に入りたくてウズウズしていますが、今年はなかなか踏ん切りが付きません。
明日などは絶好の山行日和なのでしょうね。
土岐川は木曽川に合流するかと勘違いしていましたが庄内川だったのですね。
それを調べようとしてカシミールでその付近を出したら、地図が全然表示されなくて、随分焦りました。
結局2時間以上掛かり、やっと地図の修復が出来ましたが、随分骨が折れました。
その苦労の中でカシミールのバージョンアップも済ませ、その御蔭で図面表示が1万2000分の一というものまで対応するようになりました。
(でもデータ量は5万分の一並みで、ただ画面を大きく表示できるだけに過ぎません)
GWに行く場所をいろいろ思案しているうちに、どうやら一箇所は決まってきたようです。
あとは動かずにGWをやり過ごしてからまた山に入るつもりです。
これからは一ヶ月以内に、アカヤシオ、イワザクラ、イワウチワ、ヤマシャクヤク、エビネなどが楽しめそうです。
展望丘への最後の登りではセツブンソウも福寿草も終焉を向かえていましたか。遅いのが残っていても可笑しくないですが残念でしたね。
やはり、展望はイマイチで遠望が利かなかったようですね。
矢張り昨年と同じ3月31日あたりがこの尾根歩きの適期かもしれません。
セツブンソウは萎れた花びらのついたのがありました。
しかし展望丘山頂直下で遅かったけれども花が見られました。
フクジュソウはこの尾根では全部終わっていましたが、天狗岩の近くで少し見ました。
ヒロハノアマナはとんでもなく株数が減ってしまいました。
鹿の食害に間違い無さそうです。
キクザキイチゲもほぼ全滅ですね。
ここまでは鹿の食害かと思いますが、天狗岩までの間であれほど見ていたフクジュソウまで全滅状態なのはどうしたことでしょう。
毒草を食べても大丈夫な消化器官が鹿側に出来てしまったのでしょうかね。