ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

7/9日 金山の一部と雨生山(うぶさん)を周回 その1:梅雨明け後の一日目、蒸し暑かった!!・・・・

2018-07-11 07:08:45 | 草花
東海地方も他の地方と同じに7/8日が梅雨明けと発表されました。
長雨にくさくさしていたので、さっそくその翌日に新城市郊外の里山に出かけました。
本当はもう少し遠いところに行こうという気持ちもあったのですが、そこへ行くまでの道路がまともに機能しているかどうか心配でしたので、そういう心配のない里山に行くことに決めました。

家を出たのが午後二時頃で、これは遅すぎる時間の出発でしたが、それには訳があって、主目的にしたのが夕刻に花を開くユウスゲの花を見ることでしたので、こういう時間になりました。
また、コオニユリの花も見たかったのですが、こちらの方は笹をかき分けて探し回ったにもかかわらず、一輪も花を見ることができませんでした。

笹をかき分けて花探しをするということで、毎回この場所では手ひどくマダニの洗礼を受けていますので、今回はレインウェアを上下に着込んで完全装備で、望みましたが、その甲斐あって(?)歩き始めた途端に汗を掻き始め、大変暑い思いをしました。

夜間、結構遅くに家に帰ってから持ち物を調べると、びっくりするくらい大きなマダニが二匹見つかりましたが、身体には着いていなくてほっと(HOT?)しました。

位置図 ↓

金山・雨生山(うぶさん)は弓張山系の一員で、新城市の南端に位置し、その稜線は愛知県と静岡県の県さかいをなします。

実行図 ↓

林道入口駐車場に車を置いて、時計回りで歩きました。

断面図 ↓

この図面では左側から右側に歩いています。

吉祥山 ↓

車を置いた場所から吉祥山を眺めると、空には雲が多くて、とても梅雨明けしたとは思えないような様相を呈しています。



歩き始め ↓

午後3時30分少し前に、ここでレインウェアーで身を包んで歩き始めます。



ノアザミ ↓

ノアザミの美しい花を最初に見ました。



シマジタムラソウ ↓

ナツノタムラソウ、アキノタムラソウと似たものがありますが、これはシマジタムラソウのようです。



ソクシンラン ↓

写真に撮りにくい、長い茎に小さい花のソクシンランが出てきました。おまけに風に揺れて、困りました。



コガンピ ↓



蛇紋岩地の地面に背丈の低い、まるで草のような低木が花をつけています。



ヤナギノギク ↓

晩秋にも花を見るヤナギノギクですが、気の早い株が花を咲かせています。



ユウスゲ ↓

この山でユウスゲの種を採り、我が家に播いて発芽させた株は、やっと、花芽を立ち上げてきたところですが、この山のものは大分進んできています。
この分なら花が開いたものに行き会えそうだ、と期待が膨らみました。



クマヤナギ ↓

クマヤナギは花の蕾をつけています。



ヒメヤブラン ↓

ヒメヤブランは未だ蕾のようです。



花後のユウスゲ ↓

昨晩に開いて、今朝萎れたユウスゲの花が出てきました。これなら花を見ることは確実になりました。



ユウスゲ ↓



上の蕾は今日中に開きそうです。 下のものはついに花を開いて、もう少し花を拡げるところです。



ズミ ↓

ズミに青い実がなっています。 一つを取って噛みつぶしますと、かすかな酸味と、渋さを感じました。



蛇紋岩の風化した裸地 ↓

こんなところを、花を探してウロウロします。



吉祥山 ↓

レインウェアーを着ているので、まるでサウナに居るように内部発汗しています。
少しだけ高度が上がったので、吉祥山は山裾からしっかり見えています。



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6 コメント

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こんばんは (こりん)
2018-07-11 20:25:33
こんばんは
私も比丘尼の丘のユウスゲを見に行こうと思っていましたが先取りされましたか?(笑い)
コオニユリ残念でしたね、今年は豊根村でもコオニユリは、シカの食害にあって1本も見ることが出来ません。
すべて蕾の部分が食べられています。
雨生山周辺にもカモシカがいますので食べているかもしれません。
キキョウは咲いていたでしょうか??
暑い中、ヤマダニ防止にカッパですか?暑かったでしょうね。熱中症にお気をつけください。
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こりん様へ (ぶちょうほう)
2018-07-11 21:02:22
こりん様 こんにちは コメントを頂きましてありがとうございます。
昨日は出掛けた時間が遅すぎて、気持ちは相当ダレてしまいましたが、概ね当初の目標通りに歩けました。
(金山の山頂にはいかなかったのです。)
キキョウには気づきませんでしたので、成果はユウスゲの開花だけだったかもしれません。

コオニユリは静岡県側の湿地から歩けばよかったのでしょうが、昨年、スズメバチに追い掛け回された恐怖がありますので、今年はその道を採りませんでした。

下山が夜間になりましたので、近くでヨタカの鳴き声を聞いたり、イノシシ4匹の親子連れを見たり、蛍を見たりしました。

雨合羽は昨年も着て、非常に暑い思いをしましたが、ダニがこわいので今年も熱中症寸前の世界を堪能しました。
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夏の里山 (keitann)
2018-07-13 23:07:57
ぶちょうほう様、こんばんは。

私も本日、近場の里山を歩いてきましたが、ぶちょうほう様と同じく、午後1時過ぎから登り始めたので、暑かったです。ただ、木陰の道なので、熱中症にはなりませんが、それでも全身汗だくでした。
あわよくば、スズサイコの開花もと思いましたが、毎日この山に登っているという方に、もうスズサイコは終わってしまったと教えていただきました。今年は夏の来るのが早かったようです。

ユウスゲは6月下旬に花芽を上げていた株がため池の土手の草刈りに遭い、さっぱりです。別の里山に見に行かなければと思っています。
ヤナギノギクがもう咲いていたのですね。

今日は下山した午後4時半でも35℃もあって驚きました。
これからの歩きは万全の対策が必要ですね。
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keitann様へ (ぶちょうほう)
2018-07-14 16:35:36
keitann様 こんにちは コメントを頂きましてありがとうございます。

>これからの歩きは万全の対策が必要です・・・・
仰言る通りに思いますが、小生的にはもう対策のしようがないほどの殺人的な暑さに思えます。
こういう時には外を出歩かないこと・・・・と皆さんに言われるような歳になってしまいました。

昼過ぎに山に入るのはまったく、気分がダレて気が進まないのですが、ユウスゲを見るためにはこうするより仕方がなかったのです。
でも、そのお陰で、インシシ親子に遭遇したり、ヨタカの鳴き声を近くで聞けましたし、蛍の飛び交いを見られるというご褒美にもありつけました。

今回はダニよけにレインウェアーを上下に着込んで行動しましたので、大汗を書きました。(レインウェアーはゴアテックスでもシンサレートでもない普通のゴム引きでした。)
スズサイコも昼過ぎから咲き出す花でしたか?この山で小生も一度だけ見たことがありました。
しかし、今年の場合はもう時期的に遅いのでしたか。

我家のユウスゲも、いよいよ蕾を大きくして来て、4-5日後には花を見られそうになってきました。

草刈りで、花を一網打尽に刈り取られるのはそれが花の時季の少し前ですと辛いものがありますね。
お近くで咲くはずだったユウスゲは可愛そうなことをしましたね。
小生の場合は今年のネジバナがそんな憂き目に遭いました。

ヤナギノギクが早くも咲いていたので、これは驚きました。フライングでしょうね。

本(7/14)日は随分暑くて、家の中でも36℃あります。
こんな日に山を歩いていたら…‥と思うとゾっとします。
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こんにちは (多摩NTの住人)
2018-07-16 17:35:00
マダニに噛まれなくて良かったですね。できればお目にかかりたくないです。この記事ではソクシンランに目が止まりました。先日、鬼押出しに行ってきましたが、そのいたるところでネバリノギランが見られました。調べてみるとソクシンラン属とのこと。とても参考になりました。
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多摩NTの住人様へ (ぶちょうほう)
2018-07-16 20:52:46
多摩NTの住人様 こんにちは コメントを頂きましてありがとうございます。
これまでマダ二には何度も噛まれてきましたが、ここでは特によくかまれました。
そのために滑りやすい服地のものを選んで着るようにしています。
去年と今年はレインウェアーでしたが、これは極端すぎましたね。
内部発汗によって熱中症の一歩手前に近づいてしまいました。
ソクシンランとネバリノギランは近い位置にあるのでしたか。勉強させていただきました。
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