今回は山の中腹部分のレポートとなり、素敵な水場となっている沢を渡ってから、徐々に高度を上げて行き、標高1700m台の野熊の池に着き、そこで一息入れてから、唐松林を抜けていくところまでの景色を案内します。
なお、このシリーズは6回まで続けて終わりにします。
沢を渡る場所の水場 ↓
登山道に入ってからおよそ50分くらい経ちました。ここにおあつらえ向きに沢を渡る箇所が有ります。水場の絶好地ですね。水を手で掬って美味しく頂き、また歩きだします。
コウモリソウ ↓
10分ほどは沢沿いの湿った道を歩きますので、それに適した植物が出てきます。
ズダヤクシュ ↓
やがて沢から離れて電光形に登る、傾斜の急な斜面が出てきますが、これは短い区間で終わり、それから暫く等高線沿いに歩くような場面となります。そんな中でこの群落が現れました。
エンレイソウ ↓
等高線沿いの歩行が終わり、緩やかな登りはそのまま野熊の池まで続きます。山の斜面側にも
写真を撮りたくなるようなものが出てきます。
サンカヨウ(種) ↓
サンカヨウがポツポツ出てきますが、皆、花が終わったものばかりでした。そうなると、無い物ねだりで、是非花に出会いたくなりますね。
サンカヨウ ↓
その花を捜し歩いてやっと見つけました。沢山株に出会った中でやっと見つけた残り花です。
テンナンショウ属 ↓
こういうのも出てきます。高度が上がってきていますので、なかなか垢抜けた姿になっています。
光の束 ↓
斜め上から光が差してきて、そんな中に入っていきます。
ホトトギス ↓
秋口に来たときにどんな花が付くのか判ることになりますね。
クルマバツクバネソウ ↓
これも道沿いで複数回見ています。これは葉が六枚あるので一応クルマバツクバネソウとしておきましたが、むしろ、4枚葉のツクバネソウのほうに近いと感じています。
イタドリ ↓
これはイタドリでしょうか、相当大柄でしたので、オオイタドリではないかとも思います。
葉が伸長すればハッキリするのですが。
オオカメノキ ↓
オオカメノキにはこれ以前にも出会っているのですが、花が終わっていました。ここまで登ってきて、やっと、花に間に合いだしました。
避難小屋 ↓
今度出てきた避難小屋は小さなログハウス風の洒落たつくりで、ここで一夜を明かすのも悪くはないと思いました。「野熊の池避難小屋」と呼ばれています。
野熊の池 ↓
野熊の池に到着。車を置いた場所から歩き始めて、およそ2時間20分経っています。写真を撮りながらゆっくり歩いていますので、疲労感はそれ程来ては居ませんが、ここで軽く腹に詰めることにしました。ここでも水を美味しく頂きます。
池の守り神様 ↓
池の周りに守り神様のように祀られています。石像の横面に昭和五年とありましたが、この前面に彫られた「紅白」と「四白」は一体どんなことなのでしょうか。
マイヅルソウ ↓
このマイヅルソウも下のコバノイチヤクソウもいずれも花はまだ先のようです。
コバノイチヤクソウ ↓
ここに何度も来て居ますが、まだ一度もこの花を見て居ません。
カラマツ林 ↓
カラマツ林を通るときにいつも思うことは、そこが本来の植生ではなくなっているという、残念な思いですね。もしもこれが本来の植生であったなら、その下に生える植物相も豊富なものであるはずですが、こういうところの林下は大抵単調な植生になってしまっています。
自然からの過去の略奪行為がこういう形で、結果を出してきているということなんですね。
なお、このシリーズは6回まで続けて終わりにします。
沢を渡る場所の水場 ↓
登山道に入ってからおよそ50分くらい経ちました。ここにおあつらえ向きに沢を渡る箇所が有ります。水場の絶好地ですね。水を手で掬って美味しく頂き、また歩きだします。
コウモリソウ ↓
10分ほどは沢沿いの湿った道を歩きますので、それに適した植物が出てきます。
ズダヤクシュ ↓
やがて沢から離れて電光形に登る、傾斜の急な斜面が出てきますが、これは短い区間で終わり、それから暫く等高線沿いに歩くような場面となります。そんな中でこの群落が現れました。
エンレイソウ ↓
等高線沿いの歩行が終わり、緩やかな登りはそのまま野熊の池まで続きます。山の斜面側にも
写真を撮りたくなるようなものが出てきます。
サンカヨウ(種) ↓
サンカヨウがポツポツ出てきますが、皆、花が終わったものばかりでした。そうなると、無い物ねだりで、是非花に出会いたくなりますね。
サンカヨウ ↓
その花を捜し歩いてやっと見つけました。沢山株に出会った中でやっと見つけた残り花です。
テンナンショウ属 ↓
こういうのも出てきます。高度が上がってきていますので、なかなか垢抜けた姿になっています。
光の束 ↓
斜め上から光が差してきて、そんな中に入っていきます。
ホトトギス ↓
秋口に来たときにどんな花が付くのか判ることになりますね。
クルマバツクバネソウ ↓
これも道沿いで複数回見ています。これは葉が六枚あるので一応クルマバツクバネソウとしておきましたが、むしろ、4枚葉のツクバネソウのほうに近いと感じています。
イタドリ ↓
これはイタドリでしょうか、相当大柄でしたので、オオイタドリではないかとも思います。
葉が伸長すればハッキリするのですが。
オオカメノキ ↓
オオカメノキにはこれ以前にも出会っているのですが、花が終わっていました。ここまで登ってきて、やっと、花に間に合いだしました。
避難小屋 ↓
今度出てきた避難小屋は小さなログハウス風の洒落たつくりで、ここで一夜を明かすのも悪くはないと思いました。「野熊の池避難小屋」と呼ばれています。
野熊の池 ↓
野熊の池に到着。車を置いた場所から歩き始めて、およそ2時間20分経っています。写真を撮りながらゆっくり歩いていますので、疲労感はそれ程来ては居ませんが、ここで軽く腹に詰めることにしました。ここでも水を美味しく頂きます。
池の守り神様 ↓
池の周りに守り神様のように祀られています。石像の横面に昭和五年とありましたが、この前面に彫られた「紅白」と「四白」は一体どんなことなのでしょうか。
マイヅルソウ ↓
このマイヅルソウも下のコバノイチヤクソウもいずれも花はまだ先のようです。
コバノイチヤクソウ ↓
ここに何度も来て居ますが、まだ一度もこの花を見て居ません。
カラマツ林 ↓
カラマツ林を通るときにいつも思うことは、そこが本来の植生ではなくなっているという、残念な思いですね。もしもこれが本来の植生であったなら、その下に生える植物相も豊富なものであるはずですが、こういうところの林下は大抵単調な植生になってしまっています。
自然からの過去の略奪行為がこういう形で、結果を出してきているということなんですね。
益々色々な植物に 前回UPされなかった種のあるような気がしました。
あの形のあの山にこんなに沢山の植物がと思うと嬉しくなりますね。
コウモリソウの葉は高縄山のそれはちょっと違っている気がしてずーと気になっていますが・・・。
スダヤクシはあの場所に・・
サンカヨウのお花に出会えラッキーでしたね。
なかなか綺麗な姿でした。
光の束が写っていました。
神に召される気分ですね。
たとえが悪かったですね。(笑)
エンレイソウやツクバネソウの違いもはっきり。
コバノイチヤクソウもあったのですね。
色々お勉強になりました。
義弟が何処の湿地帯に行っているのか判りませんが 後日の妹も手紙ではミミカクグサが何種類も生えている場所があると 書いてありましたのでもっと麓かもしれませんね。
この黒井沢ルートは植物相が段々変化していくので、歩いていて楽しい道ですね。
最後の頂上直下の岩のゴロゴロしている道は、長くて歩き難いのですが、そこには得難い植物群がありますので、外しては歩けない部分となります。
ということで、この黒井沢ルートは歩き始めから植物相が豊かで、頂上に付くまでの間、沢山の刺激的な花たちに恵まれている道だということですね。
コウモリソウについては実にいろいろなご当地モノがあるようですので、これだって例外ではないかもしれません。
とりあえず広義の「コウモリソウ」として見ておいてください。
ズダヤクシュは地味な花ですので、記事中には群生状態のものを一枚だけ出しましたが、近写したのもは出すのを遠慮しました。
サンカヨウの花が皆終わっていましたので、意地になって花探しをしていました。幸いなことに残り花に出会えてラッキーでした。
光の束は朝の山歩きでは嬉しい現象でしたね、
このとき時間は午前7時14分でした。
そうですね神の国に近付いていく気分ですね。
即身成仏ですか。
ここでまだ一度もコバノイチヤクソウの咲いた花を見ていないのです。
尤もそういう時期にこの山に入っていないからなのですが。
ミミカキグサの咲く場所と言いますと日当たりの良い湿地のようですね。
恵那山は多様性のある山ですので、山麓にはきっとそういう場所も多くあることでしょうね。
ぶちょうほう様が登られた恵那山のルートはよくこなれたルートのようですね。
同じ標高差を登っても、ルートの良し悪しで疲労感はかなり違うようです。
ズダヤクシュ、エンレイソウ、オオカメノキなどこちらの山でもお馴染みの草木も見せていただきましたが、タチカメバソウ、サンカヨウ、コバノイチヤクソウなどは四国では見られない花です。
タチカメバソウに至っては、今まで朝日岳の下りで一度見ているだけです。本州の山では割合ありふれた花のようですね。
イチヤクソウの仲間は株はよく見かけますが、花の時期になかなか行き合わせることが少ないですね。それだけあの葉が良く目立つということかも知れません。
名前を書き込むのを忘れていました。
丁寧にお知らせ投稿も頂きました。まとめてレスさせていただきます。
この恵那山黒井沢ルートは比較的新しくて、かつてはバスが通っていたようです。
しかし近年は飯田側の広河原から登る道が最短ルートという事で人気はそちらに行き、この黒井沢道はクラシカルな趣になってきて、比較的静かに歩けるようになりました。
植物相は他の山域と大きな差異はありませんが、標高に応じていろいろ変化がありますので、歩いていて飽きが来ない道だと思います。
タチカメバソウについてはここと、長野の戸隠、そして愛知の茶臼山で見ていますが、たしかに何処ででも見かけるものではないかもしれません。
サンカヨウの花は日本海側に近づくと出てくるように感じました。
イチヤクソウは蕾の期間が長くて、花が咲いてもすぐに傷んでしまい、なかなか花を見るのが難しいかもしれませんね。
そろそろベニバナイチヤクソウが咲いてくるのではないでしょうか。
「見たい」と思っていて、もし花が終わっていたら、悔しさが増しますよね。「紅白四白」は何でしょうね。
サンカヨウの花は、是非見つけ出したいと思っていてやっと見ることが出来ました。
あとから同じ道を上がってきたご夫婦は、コケイランを見つけられなかった上に、「サンカヨウの花が終わってしまって残念でしたね」と小生に話しかけてきたくらいです。
こういう花探しでは、「必ずあるはず・・・」と自分に言い聞かせることも大事だなと思いました。
野熊の池避難小屋、こじんまりとした快適そうな小屋ですね。黒井沢道は登った事がありませんから、この小屋を利用して登ってみたくなりました。
サンカヨウって遅くまで残っているのですね。例え一株でも逢えてラッキーでしたね。
コバノイチヤクソウは初めて聞く名前です。是非、見てみたいです。
このログハウス風の小屋はこじんまりしていて、静かに一夜を明かせそうですね。
水は100mも離れないところに野熊の池がありますし、都合が良さそうです。
でも頂上の避難小屋も広くて、快適そうですね。残念ながら頂上小屋には水がありませんので、30分ほど手前の最後の水場で汲んでおく必要があります。
水のない代わりに、この小屋の背後の石組みの上からは南アルプスの絶景を眺められそうです。(天気次第ですが)
サンカヨウが僅かに見られました。これは粘着力の結果ですが。
コバノイチヤクソウの花をまだ見て居ません。
もう少し後なら見られそうですね。
ベニバナイチヤクソウはもう咲いているようですね。